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松井秀、WBC辞退

 【ニューヨーク=小金沢智】来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表候補となっていたヤンキースの松井秀喜外野手が出場を辞退することが25日、明らかになった。関係者によると、松井サイドはすでに、代表選手を選考中の日本側にも辞退の意向を伝えている。松井は9月に、左ひざの関節からはく離した軟骨を除去する手術を受けた。現在リハビリ中で3月に完調に戻るのは難しいとみられていた。

 WBCの規定で今季45日間以上、故障者リスト(DL)入りした選手は球団の許可が必要。松井はこれに該当するが、ヤンキースのキャッシュマン・ゼネラルマネジャー(GM)はこれまで、「規定以前の問題。彼はひざに問題を抱えており、WBCには出られない」と、ひざの回復が間に合わず、球団として参加は認めない方針を示している。別の球団関係者もこの日、「出場は無理。これはチームの方針でもある」と話した。

◆WBC代表と対戦も

 米大リーグのヤンキースとレッドソックスは25日、WBC代表チームとオープン戦を行うと発表した。ヤンキースは来年3月3日に米国代表、5日にカナダ代表と対戦し、レッドソックスは同5日にプエルトリコ代表と対戦する。このほか、オリオールズやレイズなど各球団が、WBC代表とのオープン戦を予定している。(ニューヨーク・岡田卓史)

2008年11月26日  読売新聞)
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