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松坂、4戦目登板か

 【ロサンゼルス=萱津節】米大リーグは6日にレギュラーシーズンが終了、7日からプレーオフが開幕する。

 日本選手の所属チームでは松井秀のヤンキース、松坂、岡島、斎藤のレッドソックス、黒田のドジャースが進出した。ワールドシリーズ制覇への第一歩となる地区シリーズを展望する。

◆ア・リーグ

 シーズン103勝と圧倒したヤンキースの戦力は充実。テシェイラが本塁打と打点の2冠、サバシアが最多勝と、ともに移籍1年目の投打の軸が安定している。初のワールドシリーズ制覇がかかる松井秀も調子は上向きだ。対するツインズは、6日の中地区優勝決定戦で、タイガースを延長の末下したばかり。激戦の疲労はあるだろうが、勢いに乗っている。

 レッドソックスはレスター、ベケットの左右エースの出来がカギを握る。松坂は4戦目に先発の可能性がある。エンゼルスはリーグ1位のチーム打率を誇る強力打線だが、接戦なら救援陣が分厚いレッドソックスが有利か。

◆ナ・リーグ

 ドジャースはリーグ1位の勝率だが、終盤のもたつきが気がかり。主砲ラミレスを中心に打線が不振で、本塁打王プホルスを擁するカージナルス打線に対し、投手陣が踏ん張れるか。ただ、対戦成績は2勝5敗と相性が悪く、2勝のうち1勝に貢献した黒田が首痛で地区シリーズを欠場するのが痛い。

 ワールドシリーズ連覇を狙うフィリーズは、打点王ハワードら中軸に30本塁打以上の打者がそろう打線に、オールスター後に昨季のサイ・ヤング賞投手リーを補強した投手陣も強力。ドジャースを追いつめたロッキーズの勢いをどう食い止めるかが注目だ。

2009年10月8日  読売新聞)
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