松坂、7失点KO…今季初先発5回突然の乱調【ロサンゼルス=霜田聖】米大リーグ、レッドソックスの松坂が1日、オリオールズ戦に今季初先発。五回途中までに2本塁打を浴びるなど7安打7失点で、黒星スタートとなった。 故障で出遅れていた松坂は復帰したこの日、四回まで1点に抑えていたが、五回に6安打を集中されて降板した。エンゼルスの松井秀はタイガース戦で1安打したものの、打点はなく日米通算1500打点には、あと1のまま。カブスの福留はダイヤモンドバックス戦で2本の二塁打を放った。マリナーズのイチローはレンジャーズ戦で無安打に終わり、パイレーツの岩村はドジャース戦で、アストロズの松井稼はブレーブス戦でともに3打数1安打。 「欲張りすぎた」昨年10月以来となる松坂の登板は、勝利投手の権利を得る目前にKOされるという苦い結果に終わった。 四回まで1失点の投球は、3点リードの五回に急変する。一死から本塁打を浴びると、二死までこぎつけたのに、連続適時打と3点本塁打で瞬く間に6失点。速球は常時150キロを超えていたものの、本塁打にされたのはいずれも不用意な球だった。「最初の本塁打がもったいなかった。引きずった感じはなかったが、そう取られてもしょうがない結果」と唇をかんだ。 4勝に終わった昨季の雪辱を期すシーズンだ。キャンプで故障して開幕から故障者リスト入り。ようやく先発の機会が巡ってきたのに、すぐには生かせなかった。「最初の試合から(いろいろ試そうと)欲張りすぎた。次の登板までに、どうにか修正したい」。フランコナ監督から「ローラーコースターのようだった」と評された突然の乱調は、もう繰り返せない。(ボルティモア、岡田卓史) (201年5月3日 読売新聞)
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