現在位置は です

本文です
大手小町よくばり財布

新色はキャメルに決定! 試作品は若手職人の手で

「大手小町よくばり財布」第3弾の試作品を作る池田耕平さん(三和袋物で)
外側のベルトのパイピングをミシンで縫い止める
「くらげっと」の刻印を発見!
何段もあるカード入れをミシンで重ねていく
「カードの段がここまで多いのはなかなかない」と池田さん

 「大手小町よくばり財布」第3弾の新色に、投票のご協力ありがとうございました。投票の結果、「キャメル」が一番人気でした。

 この結果を受けて、第1弾からずっとお世話になっている三和袋物(東京・台東区)の協力で、キャメルの革を探しました。

 あること、あること……「キャメル」と名付けられた革だけでなく、キャメルと呼べそうな色味はそれこそ幅広く、革質や革の型押しなども多種多彩、これでもか、というくらい、次々と「キャメル」の見本がでてきました。

 途方に暮れるラボ研究員たちに、三和袋物生産管理部貿易担当の川村忠弘さんが「これはどうですか」と示してくれたのが、第2弾の「くらげーなピンク」で採用したエナメル革のシリーズの「キャメル」でした。

光沢あるキャメルゴールド

 革の色は、まさしくキャメル。しかも、エナメルの光沢がまるでキラキラ輝くゴールドのようです。

 実は、今回の投票でも、「ゴールドがもれて残念です」とのご意見を頂戴し、これに先だって皆さんから新色へのご意見を募集した際も、「見るたびにキラキラや元気色を見ると気持ちがあがる」(SUNEKOさん)、「ぜひゴールドのキラキラ輝く財布をお願いします」(らす小太さん)などゴールドへの根強い支持が寄せられていたのです。

 「この色なら、ゴールドの希望にも応えられる」と、川村さんお薦めの革で第3弾を作ることに決定しました。新色は名付けて「キャメルゴールド」。

新進気鋭の若手職人が試作品を担当

 今回、見本となる試作品を担当してくれたのは、池田耕平さん(27)です。台東区内のバッグ職人育成学校「アトリエ フォルマーレ」を卒業し、「サンプルから作れるのが面白そう」と三和袋物に入社して4年目。

 「天才肌。すごくセンスがいい」と社内で期待される新進気鋭の若手です。訪ねた日は、「大手小町よくばり財布」の試作品作りにかかりっきりで2日目、というところでした。

 バッグの学校を卒業していますが、もちろん、これまでに財布も何点も手がけています。「この財布は、カードの段が多くて、その分時間がかかります。今まで手がけた財布の中で一番多いです」と話しながらも、その手は決して休みません。

 見る間に、カード入れを何段も重ねて貼り付けて財布の形ができあがっていきます。「本当に作業が速いんです」(川村さん)という腕前なのです。

 ただ貼り合わせているわけではなく、へりの革の部分を薄くすいて、微妙なカーブをつけて厚みがでないように部品一つ一つに手がかかっています。

見えないところに物作りへのこだわり

 「すきの調整や革の重ね合わせ方など、学校で学んだバッグと財布は全然別。ここに入って、一つ一つ教わってきました」という池田さん。自分でゼロから作る面白さもあるが、今回のように、すでにできあがっている型を作るのも「とても勉強に」なるそうです。

 「人のまねをすることで自分では気づかなかった作り方を知ることができます。この財布も、こんなところまで切り込みを入れて折り返して、なんて丁寧な作り方なのかと思いました」。こういって、池田さんが指し示したのは、小銭入れのマチの付け根の部分です。

 第1弾も第2弾も使い続けているのに、全く気にとめたこともない場所でした。物作りへのこだわりは、こんな隠れたところにもあることを初めて知りました。

 「使いやすさを考えて作るのが楽しい」という池田さん。手先が器用で、子どものころの遊びといえば、遊び道具を作ることだったそうです。「作ったものを贈って喜ばれるのが何よりのやりがい」といいます。

 これを基に作る「大手小町よくばり財布」。使う人に喜んでもらうことが、池田さんたち職人さんたちの喜びです。

【関連記事】
「大手小町よくばり財布」新作の色に投票を!
「大手小町よくばり財布」第3弾 製作決定! 欲しい色は何ですか?
「大手小町よくばり財布」第3弾を作ります!(発言小町)

2011年11月8日  読売新聞)

 ピックアップ

トップ


現在位置は です


ケータイから発言小町の投稿・閲覧ができます
「掲載お知らせメール」も届きます
QRコード

小町テレビ


くらげっとのつぶやき
小町さんのつぶやき

発言小町のガジェットができたよ!
ブラウザを起動しなくても、新着トピやよく読まれているトピが表示されるし、YOLの主要ニュースや話題のキーワードがわかる便利なツールです。今すぐ、ここからダウンロードしてね!