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企画・連載
大掃除プラス防災

(6)会社の机 1日1か所15分

空きスペースに備蓄も

 仕事が立て込んでくる年末は職場の机が散らかりがち。たまった書類や文具を整理して仕事納めの日を迎えたい。

 「仕事力が10倍アップするシンプル片づけ術」(ソフトバンク新書)の著者で「かたづけ士」を名乗る小松易さんは「机の片づけは、1日1か所、15分で。これだと負担にならない。机上、引き出しなど順に取りかかっても1週間ほどで終わる」とアドバイスする。

 〈1〉机の中からものを出す〈2〉必要なものと不要なものに分ける〈3〉不要なものは捨てたり、譲ったりする〈4〉必要なものは置き場所を決めてしまう――の手順で進めるのがコツだ。「分ける」では迷いも生じがちだが、ポイントは「『使えるか使えないか』ではなく『使うか使わないか』。よく使う文具は決まっているし、1年間読まなかった書類が役に立つことはほとんどないはず」と小松さん。名刺も「1〜2か月以内に連絡を取った人、名前を見て顔や仕事が思い出せる人以外は、今後、関係がつながるとは考えにくい」と話す。

 何人かが同じ資料を持っている場合は一つだけ残す。「個人の片づけにとどまらず、部署内や社内で話し合い、情報の共有化を進めて」。全体の省スペースにもつながる。「机の下に物があると地震の時に身を隠せないし、通路にファイルや資料が積んであれば避難路がふさがる。棚に重い書籍を置くのも危険。片づけは防災対策にもなります」と小松さんは言う。

 空きスペースができれば、備蓄もできる。財団法人「市民防災研究所」(東京)理事の池上三喜子さんは「電車が止まり、職場に泊まることになった時を想定して食料や飲料水、タオルなども備えましょう」と話す。

 ビルの給水が止まるなどの非常時に便利なのはポリ袋。小さいものはバケツ代わりになる。大きなものは頭を通す穴を開けると簡易コートになる。帰宅する際には自宅までの地図のコピーがあると安心だ。営業職などで外出時間が長い場合は、かばんの中にも入れておこう。(岡安大地、上原三和)

2011年12月23日  読売新聞)

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