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恋活小町

「理想が高い」と言われるけれど

 ついつい忘れてしまいがちですが、自分だけでなく、相手も同じように、「相手への期待や理想」を持っています。つまり、「理想と違う」「期待外れ」と感じる瞬間があるのは、お互いさま……なのですね。そのように、期待や欲求に沿わないことがあったとき、「それをどう克服するか、許容するか」という点が、愛情関係を長く続けられるかどうかの大きなポイントになってきます。乗り越え方は人それぞれですが、例えば、「減点法」で相手をチェックするのではなく、「加点法」で相手の未知の魅力を探していこう、という姿勢は効果的です。例えば、「男性って、こういったとき、とても頼れるんだな」「見た目はタイプじゃないけど、彼女のこういうところ、かわいいな」等々、異性そのものや、相手に対しての“新しい発見”をしていくこともできるはず。(2)のトピ主さんが、彼女とのお付き合いのなかで、次第に「容姿とは別の部分」に魅力を感じ、自分に必要だと感じられる存在になれば、今持っている理想のことも、問題ではなくなると思います。

悩むより動こう! 「フィーリング」重視がおすすめ!

 では一方、(1)のトピ主さんのように、特定の相手がいない段階で、「理想が高い」と言われてしまう人は具体的にどうしたらいいでしょうか。そもそも、恋人がいない期間は、次の恋愛相手を“イメージ”だけで、色々と妄想してしまうので、ついつい、実態と離れた理想ばかりを語ってしまいがち。そして、それを周囲に指摘されると、自分でも、「そうなのかなぁ……」と必要以上に悩んでしまうことも。

 実際は、理想や期待と多少違っていたって、「この人と一緒にいたい」「側にいるだけで楽しい」「すごく自然体でいられる」などと思える人が現れれば、お付き合いを始めていく人がほとんどです。「理想とは違っていたけど、相手の熱意に負けた」などと結婚式で語るカップルも多いですよね。まだ見ぬ恋愛相手について、頭で“考えすぎる”のをやめて、とにかく外に出かけ、他人とコミュニケーションをたくさん取りながら、毎日を過ごしてみてください。「理想を挙げればキリがないけれど、それが気にならないくらい、一緒にいたいと思える人に出会いたいな」……そんな心構えで、どんどん異性と知り合える場所に出かけていきましょう。

 そうしているうちに、「理想と違っても、欠点があっても、この人が好き」、そう思える相手に出会えたら最高ですね。異性と知り合った際は、頭の中にある理想像に振り回されることなく、生身の相手をしっかり見つめてみてください。判断に迷うときは、「一緒にいて楽しいかどうか」「長時間、その人のそばにいたいと思えるか」等、シンプルで直感的な“フィーリング(感覚)”を基準にしてみることを、おすすめします。

補足:父親や男兄弟のいない家庭で育った女性ほど、理想が高くなる!?

 「恋愛への理想が高くなる」大きな理由の一つに、育った環境の影響があるという指摘があります。前出の近藤氏は、女子学生たちの理想を分析した上で、家庭環境を調査。恋愛への理想が高い人には、下記の特徴が見られた、と紹介しています。

1.男兄弟がいない。一人っ子で育った。
2.中学、高校と女子校であった。大学も女子大である。
3.父親が家庭に不在(仕事が忙しい、離婚など)。

 男性の実際の成長過程を見ていない女性は、「男性の理想像」が現実離れしたものになる傾向がある。これは男女逆の場合でも同様の傾向が見られるようです。異性が身近にいる環境で育った人たちは、現実的な異性観を持っていることが多く、例えば、弟のいる女性たちは「弟は本当にバカだし、しょうもないんだけど、かわいいんだよね」などと、よく語ります。異性に理想を押し付けるのではなく、ありのままや違いを理解した上で、いとおしいと感じているのですね。無論、育つ環境は選べませんし、どちらが勝っているというわけではありませんが、「異性への理想が高い」と言われる人は、一度考えてみるべき原因の一つかも!?

 異性のきょうだいの有無と恋愛との関係は、また回を改めて詳しくお話ししたいと思います。

ニュース提供
外山ゆひら (とやま・ゆひら)さん
フリーライター
執筆分野は心理学、文化・文芸関連。ニュースポータルサイト・エキサイトでは、男女関係や恋愛心理についてのコラムを執筆。作詞家やミュージシャンとしても活躍中。


2011年12月22日  読売新聞)

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