自転車保険 入りやすく
携帯やコンビニで / 月額100円も
自転車乗車中の事故に対応する自転車保険が、相次ぎ登場している。携帯電話やコンビニエンスストアで申し込めるなど、手軽に加入できる点が特徴だ。自転車によく乗るなら、万一の備えとして検討してみたい。
神奈川県の会社経営者、木代晃輔さん(30)は今年5月、au損害保険(東京)の自転車保険に加入した。通勤のため、自宅と最寄り駅の間を自転車で移動しており、「自転車事故の話をニュースで聞いて、自分の補償が気になっていた」と話す。
au損保は、KDDIとあいおいニッセイ同和損害保険の共同出資で、5月に営業を開始した。開業記念の目玉として販売したのが自転車保険だ。自転車乗車中に死亡した場合に死亡保険金200万円、入院1日につき1500円の入院保険金、相手にけがをさせたり物を壊したりして賠償責任を負った場合に最大1000万円の保険金などが出る。auの携帯電話からの加入に限定し、保険料は月額100円。「保険料は手頃だし、携帯電話から入れるのも手軽と思った」と木代さん。
期間限定で売り出したが、人気が高く、死亡保険金を450万円に増やす一方、入院保険金をはずすなど補償内容を見直した上で、11月から月100円プラン(年払いの場合1070円)を通常商品化した。また、補償内容を充実させたプランも用意した=表=。さらに、パソコンからでも申し込みができるようにした。
au損保社長の住野彰さんは「加入者の中心は20〜30代。中学、高校に通学する子どものために母親が加入するケースも目立つ」と話す。
アクサ損害保険(東京)も、インターネットで申し込める自転車利用者向け傷害保険を昨年11月から販売している。
コンビニを販売ルートとしたのは、三井住友海上火災保険(東京)。全国のセブン―イレブンで、この11月から取り扱いを始めた。
店内に設置された、チケット購入などにも対応する複合機能のコピー機を使って申し込み、レジで保険料を支払う。セブン―イレブンの広報担当者は「幅広い世代から申し込みがある」と話す。
損保各社が自転車保険に注力する背景には、自転車に乗る人が加害者になる事故の増加がある。警察庁のまとめ(2010年)では、自転車と歩行者が絡む事故は2760件、自転車同士の事故は3796件で、10年前より5〜6割増えた。こうした事故で、損害賠償金額が5000万円を超える事例も出ている。
ファイナンシャルプランナーの平野
ただ、こうした賠償責任については、火災保険や自動車保険などの特約でもカバーできる。クレジットカードに特約がついている場合もある。「各社の自転車向け保険を検討する前に、既に特約に入っていないか確認して」と平野さんは話している。
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