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正恩氏は「最高領導者」…新体制始動を宣言

 【ソウル=門間順平】北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記の中央追悼大会が29日、平壌の金日成(キムイルソン)広場で開かれた。

 権力序列2位の金永南(キムヨンナム)最高人民会議常任委員長が追悼の辞を読み上げ、金総書記の三男で後継者の金正恩(キムジョンウン)氏(28)について、総書記の思想や指導力などを受け継いだ「党と軍と人民の最高領導者」と呼び、新体制始動を公式宣言した。正恩氏の発言はなかった。

 正恩氏は険しい表情でひな壇の中央に立ち、側近の張成沢(チャンソンテク)国防委員会副委員長や李英●(リヨンホ)朝鮮人民軍総参謀長らが横に並んだ。(●は金へんに高)

 金常任委員長は追悼の辞で、「軍事優先の革命偉業と強盛国家建設を最後まで完成させていく」と述べ、「先軍政治」の継承など、金総書記の「遺訓貫徹」を強調した。また、「経済強国建設と人民生活向上において決定的転換をもたらさなければならない」と述べ、経済立て直しが課題であることを示した。

2011年12月30日01時34分  読売新聞)

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