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就活、年末年始はどう過ごせばいい?大学の近くに一人暮らししており、例年、年末年始は帰省してきました。今年は就活を控えていることもあり、年末年始をどう過ごすべきかと考えています。よいアドバイスがあればお願いします。(大学3年男子) ふだん会えない親族に「働く」ことについて聞いてみよう 年末年始にアルバイトが入っていて難しい場合などは別ですが、時間が空いているなら、帰省することをオススメします。なぜか。ふるさとでは、ふだん会えない親族と顔を合わせるわけですよね。例年なら、「大きくなったなあ」と声をかけられ、おせちを食べ、お酒を酌み交わすだけかもしれません。もしかすると、お年玉までもらったりして(笑)。今年は違います。皆さんは、社会人になる一歩手前なのですから、社会人の先輩である親族の人たちと、働くことについて聞いてみましょう。 「あっ、社会人の先輩は、ここにもいたのか!」と思ったあなた、そうです。これこそが以前にお話しした、オーダーメードのOB・OG訪問になるわけです。帰省先で自然に顔を合わせるわけですから、大学のキャリアセンターで名簿を繰ったり、アポを取ったりする手間も要りません(笑)。しかも、建前ではない、本音の話が聞けるはずですから、こんなありがたい機会はありませんよね。 「会える親族はいるけど、就いている仕事が、私の志望職種と違う」という人がいるかもしれません。全く問題ないです。組織に属し、給料をもらうに値する仕事をするとはどういうことか。つまり、働く覚悟とは何か、社会人になって初めて学んだ教訓とは何か、忘れられない失敗談は……。こうしたことを、社会人の先輩から知ることができれば、大収穫です。年明け以降、皆さんがどのように行動していくか考えるうえで、よい影響を及ぼすことは間違いありません。 特にふるさとがないという人も、時間が許せば、ちょっと旅に出てみてはどうでしょう。あわただしい日常からいったん離れ、本を読んだり、考え事をしてみたり。ともかく日常を少し離れ、新たな気持ちで、新年のスタートを切ってほしいと思います。 あ、どこへ行くにしても、オススメしたいことがあります。手前味噌のようで恐縮ですが、新聞です。旅先で新聞、買ってみてくださいね。駅ホームのスタンドでもよいですし、コンビニにも売っています。一部100円か150円ぐらいです。たいていの県には地方紙があります。ご存じですよね。パラパラめくってみてください。その地域の話題が満載です。地域の抱える政策的課題や地元の有力企業の話、さらにはスポーツやイベントなど。人気番組「秘密のケンミンSHOW」を見ていて感じる面白さに通じると思いますが、ふだん住んでいる地域との違いに、「へ〜」という発見があるはずです。 さらに言うと、全国紙だって、中身は地域ごとに少しずつ違うんですよ。県内ニュースのページがあることはご存じかもしれませんが、全国版ページにも地域性があります。たとえば読売新聞の場合、東京本社版と大阪本社版、西部本社版は、載っている記事や扱い方が違いますし、北海道支社版、中部支社版も同様です。たとえばソフトバンクと中日の日本シリーズの結果を報じる読売新聞も、西部本社版と中部支社版とでは両チームの扱いがちょっと違う。ですから、出発する日の朝、自宅に届いた読売新聞と、旅先で買い求めた読売新聞とを見比べるのも、面白いかもしれません。 Q&Aは、今回が年内最後です。皆さん、体調管理にくれぐれも気をつけ、よい年を迎えてください。ではまた〜。 回答者 室 靖治 (2011年12月21日 読売新聞)
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