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ペットと初詣 配慮忘れず

性格見極め 混雑時はバッグに

「混雑時はペットをキャリーバッグに入れましょう」と見本を示す高田さん。右手に持っているのは、排せつ物を持ち帰る袋や携帯式水飲み皿、ペットボトルに入れた水など

 ペットを家族と同じように大切にする人が増えてきた。新年には一緒に初詣に連れて行きたい、と考える人もいるだろう。

 ペット連れを受け入れる神社も増えてきたが、参拝者の中には動物が苦手な人もいる。ペットの性格を見極め、周囲への配慮を忘れないようにしたい。

 動物を連れてお参りすることについて、全国約8万の神社をまとめる神社本庁(東京)は、「統一的な決まりはありません。常識の範囲でお参りをしてほしい」という。

 お参りの作法には、神社ごとの決まりがある。「まずは、初詣に行く神社に前もってペット連れの可否を問い合わせておくと、安心してお参りできるのではないでしょうか」と神社本庁。

 そもそも、大混雑が予想される有名神社は、三が日からしばらくの時期、ペット連れは避けたい。特に大型犬など大きなペットを連れての参拝は、混雑時は遠慮したほうがよい。

 東京都新宿区の市谷亀岡八幡宮は、ペット連れを受け入れている神社の一つだ。宮司の(かじ)謙治さんは、「神様をお参りするという心構えを忘れないようお願いしています。もちろん、ほかの参拝者に迷惑をかけないようにすることはいうまでもありません」

 同八幡宮は、1月には、ペットと一緒に健康祈願や()の輪くぐりができる時間帯を設け、予約を受け付けている。申し込みは毎年増えており、犬や猫だけでなく、イグアナやカメ、ウサギの祈願をすることもあるという。

 一方、ドッグアドバイザーの高田由香さんは、「初詣に連れて行くかどうかは、ペットの性格を考えて判断しましょう」とアドバイスする。

 晴れ着など見慣れないものを見て、予想以上に興奮してしまうことがある。神経質な性格のペットも、人混みに連れて行くのは難しい。

 通常の散歩の時に、駅前など不特定多数の人が集まる場所に行ってみると、ペットの性格がよくわかり、判断材料になるという。高田さんは、「普段の様子から考えて初詣は難しいと思ったら、無理をせずに留守番をさせましょう」と話す。

 実際に初詣に出かける時には、念入りな準備が必要だ。小型犬の場合は、ペットが入るキャリーバッグを忘れずに持参すること。予想外の人出だったときには、バッグの中に入れることができる。ペットが人の足に踏まれたりすることを防ぎ、興奮した場合も落ち着かせることができる。

 排せつ物を持ち帰る袋も必携だ。ペットボトルに水を入れて持っていくと、飲み水になるし、排せつした場所を流して洗うこともできる。首輪やリードは必ずつける。

 普段のペットの散歩で出会うのは、同じように動物が好きな人がほとんど。しかし、「初詣では、周囲には動物嫌いな人や動物に無関心な人も多いということを忘れずにいてほしい。いつも以上に周囲に配慮することが大切です」と高田さんは話している。

2011年12月28日  読売新聞)

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