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平田容疑者、長官狙撃事件は「関係ない」と供述

 平田信容疑者(46)は、1995年3月30日に起きた国松孝次・元警察庁長官銃撃事件(時効)の「キーマン」の一人とも指摘されていた。

 同事件では、「自分が撃った」と供述した警視庁の元巡査長が96年当時、同庁の調べに、事件当日に現場にいたメンバーの一人として、平田容疑者の名前を挙げた。平田容疑者は高校時代、エアライフル射撃選手としてインターハイにも出場。銃撃事件の直前には、「教団はとんでもないことをしでかそうとしている」と周囲に話していたとの情報もあり、警視庁公安部では一時、平田容疑者が実行犯との見方が浮上した。

 しかし、元巡査長はその後、供述を変遷させ、平田容疑者の事件への関与を示す証拠も見つからなかった。

 公安部は2004年7月、元巡査長ら3人の逮捕に踏み切ったが、平田容疑者については「指揮系統から考えても関与はない」と判断。公訴時効が成立した10年3月に公表した捜査結果でも関与した疑いがあるとされた8人の中に平田容疑者は含まれず、関与はなかったと結論づけていた。

 平田容疑者は今回、調べに対し、長官銃撃事件については「関係ない」と供述。「公訴時効になり、間違った逮捕はされないと思ったので出頭した」とするコメントも発表した。

2012年1月3日22時42分  読売新聞)

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