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男子バレー日本、米に完敗…五輪切符持ち越し

第1セット、スパイクを決める福沢=貞末ヒトミ撮影

 バレーボール・ワールドカップ(W杯)男子第8日(29日・マリンメッセ福岡ほか)――日本は、北京五輪金メダルの米国に、0―3で敗れ、通算2勝6敗となった。

 日本は、ロンドン五輪出場権が得られる3位以内に入る可能性がなくなり、来年行われる世界最終予選で、五輪切符獲得に再挑戦する。ポーランドは、エジプトにストレート勝ちし、通算7勝1敗で首位を守った。

 序盤競り負け流れを作れず

 日本は第1セットで、センターからの速攻や、バックアタックなどの多彩な攻撃を繰り出し、米国の高さを生かさせず、互角の戦いに持ち込んだ。しかし、長いジュースの末に競り落としてしまう。

 福沢(パナソニック)が「あのプレッシャーを耐えることが大事だった」と、悔しそうに振り返れば、八子(JT)も「苦しい場面で少し弱気になり、影響した」。

 その後は、精度を増した米国のサーブに崩され、攻撃の形が作れなくなり、一方的に押し切られてしまった。

 今大会での五輪出場権獲得はなくなり、植田監督は「残念だが現実として受け止めるしかない」と話した。残り3戦は世界ランク上位との戦い。厳しい相手との真剣勝負のなかで、世界最終予選に生かせる勝負強さや精神力を身につけていくしかない。(若水浩)

2011年11月30日  読売新聞)

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