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箱根駅伝 豆知識

(1)五輪の雪辱目指し誕生

 箱根駅伝を発案したのは、1912年のストックホルム五輪男子マラソン代表だった金栗四三(かなぐりしぞう)(1891〜1983)。短距離の三島弥彦とともに、日本人で初めて五輪に出場した金栗は、その大会で途中棄権に終わっていた。失意のまま帰国し、「世界に通用するランナーを育成したい」との思いを強めた金栗は、そのためには学生の駅伝が必要と考え、各大学の関係者らに力説して創設にこぎ着けた。

 第1回大会は20年2月14〜15日、東京高等師範(現在の筑波大)、明大、早大、慶大の4校が参加して行われ、東京高等師範が15時間5分16秒で優勝した。コースは変遷しているが、前回優勝の早大による大会記録は10時間59分51秒。90年余りで約4時間短縮された。

 2004年の第80回大会からは、最優秀選手賞として「金栗杯」が新設され、創設時の思いが今に伝えられている。

 第88回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=読売新聞社共催)は来年1月2〜3日、東京・大手町の読売新聞旧東京本社(建て替え中)前から、神奈川県箱根町の芦ノ湖駐車場入り口までを往復する10区間、217・9キロのコースで行われる。大会を前に、箱根駅伝にまつわる豆知識を紹介する。

2011年12月10日  読売新聞)
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