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東洋大…「闘将」柏原 支える4年生

柏原主将(左端)を中心に層の厚い東洋大(8日、埼玉県川越市・東洋大で)=和田康司撮影

 前回は21秒差の2位に終わり、3連覇を逃した。新チームになり、酒井俊幸監督が王座奪還のために4年生と相談して打った手は、5区で3年連続区間賞のエース柏原竜二(4年)を主将にすることだった。

 酒井監督は「新しい東洋を作るには、『闘将』として先陣を切っていく強い主将が必要だった。ただ、一人で敵陣に乗り込んでも、のたれ死んでしまう。サポートする選手が必要だし、それを4年生にやってほしかった」と振り返る。

 背中で引っ張る柏原に、他選手はついてきた。副将の宇野博之(4年)は「気持ちの強さを感じるし、負けたくないという思いもある」と、主将の存在感を認める。同じく副将の川上遼平、前回9区区間賞の田中貴章、10区区間賞の山本憲二ら力のある4年生が周囲を固め、主将をもり立ててきた。

 柏原は「主将らしいことは何一つしていない。ほかの4年生がしっかり考えて行動してくれているから、自分の走りに集中できる」と仲間への信頼を口にする。「新・山の神」とも呼ばれる柏原ばかりに注目が集まるが、強固な核を持ったチーム全体の充実ぶりも見逃せない。

 来月2、3日に行われる東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=読売新聞社共催)に向けて、各校の選手たちは最後の調整に励んでいる。東京・大手町の読売新聞旧東京本社(建て替え中)前から神奈川・芦ノ湖までの往復10区間217・9キロを駆け抜ける20チームを紹介する。

2011年12月13日  読売新聞)
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