順大…名門 3年ぶりの挑戦
的場亮太(4年)
田中秀幸(3年)
3年ぶりに箱根路に戻ってきた。4連覇を含む優勝11度の名門だが、山登りのスペシャリスト、今井正人(トヨタ自動車九州)を擁して第83回大会で優勝した後、84回は途中棄権、85回は19位に沈み、前回までの2大会は予選会を突破できなかった。
今大会の予選会では、3分25秒のインカレポイントを使い、通過ラインぎりぎりの9位に食い込んだ。日本陸上界に多くの優秀な人材を送り込んできたチームにとっては不本意な結果だっただけに、「本大会では悔いのない走りを」と、選手たちは燃えている。
予選会でチームトップの13位に入った田中秀幸(3年)は、「先輩が築き上げてくれた伝統に、自分たちが新たな伝統を積み上げていきたい」と意気込む。
11月の記録会で主力が1万メートルで相次いで自己ベストを更新。松村優樹(1年)が、チームで3人目となる1万メートル28分台の記録をマークした。「秘めた闘志があり、長い距離での安定感は抜群」と、仲村明監督もルーキーの活躍に期待する。
「後輩には悔しい思いをしてほしくない。5位が目標」と、的場亮太主将(4年)。シード権を確保し、復活を強く印象づけたい。
(2011年12月13日 読売新聞)
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