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箱根駅伝 豆知識

(3)伝説の「山の神」たち

 小田原から芦ノ湖畔まで標高差864メートルを一気に駆け上る5区は、数々の名選手を生み出してきた。

 山登りのスペシャリストとして最初に名をはせたのは、大久保初男(大東大)だ。51、53回大会で区間新記録を樹立するなど、50回大会から4年連続で区間賞を獲得し、「山の大東大」の先駆者となった。

 1980年代は59〜62回大会の木下哲彦(早大、現姓は金)、90年代は66〜69回大会の奈良修(大東大)。そして、過酷な坂を大逆転の舞台に変え、「山の神」と呼ばれたのが今井正人(順大)だ。81回大会で11人抜きの快走。82、83回大会では逆転で2年連続往路優勝を果たした。

 今大会の注目は、「更新不可能」と言われた今井の区間記録を1年生時の2009年に塗り替えた柏原竜二(東洋大)。85回大会から3大会連続の往路制覇は、いずれも柏原が8、6、2人を抜き去ってのものだ。今回もトップでゴールテープを切り、4年連続区間賞で花を添えるのか。大学生活最後の箱根路に臨む「新・山の神」が、新たな伝説を加えるかもしれない。

2011年12月13日  読売新聞)
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