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東海大…二枚看板 往路投入

活躍が期待される東海大の村沢(左)と早川

 出雲駅伝は4位、全日本大学駅伝は7位に終わり、ともにシード権を逃した。今回の箱根で掲げた「総合4位」という目標は、現実的なのかもしれない。それでも、3度目の箱根路に臨む村沢明伸と早川翼の3年生コンビには、「もしかして」と周囲を期待させるだけの力がある。

 ロンドン五輪出場を目指す村沢は、前回2区で1時間6分台のタイムをたたき出し、17人抜きの快走で金栗杯を獲得した。6月の日本選手権1万メートルで2位、7月のアジア選手権の同種目でも3位に食い込み、「昨年よりもある程度のペースで押す力がついた」と手応えをつかむ。前回5区で5位だった早川も、8月のユニバーシアードのハーフマラソンで銅メダルを獲得するなど、成長著しい。

 今年4月に就任した両角速監督は、この2人を重要区間と位置づける2区と5区で起用する方針。地の利を生かして頻繁にコースの下見を行うなど、準備に余念がない。

 もちろん、二枚看板だけで勝てるほど甘くはない。「箱根はごまかしが利かない。往路で出来るだけいい位置をキープして、復路を粘り強く走りたい」と両角監督。チームの力を束ねる、監督の手腕にも注目だ。

2011年12月15日  読売新聞)
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