明大…古豪復活へ戦力整う
5位に入った前回大会から1年。選手たちは西弘美監督の言葉に変化を感じ取っている。「優勝」というフレーズをさかんに口にするようになったのだ。実際、西監督は「優勝を狙えるだけの力はついた」とみる。
自信の裏付けとなっているのが、絶対的なエース鎧坂哲哉(4年)。7月、1万メートルで日本人学生最高記録の27分44秒30をマークし、ロンドン五輪の参加標準記録Aを突破した。今大会は前回に続き、2区での起用が濃厚だ。「チームを勢いに乗せたい」と意気込む。
6人がエントリーされた1年も能力が高い。その中でカギを握りそうなのが、
ルーキーに刺激され、「このままでは箱根を走れない」と、前回5区で2位の大江啓貴(3年)らも調子を上げてきた。過去7度の総合優勝も、第25回大会(1949年)を最後に栄冠から遠ざかっている。鎧坂は「古豪ではなく、強豪と呼ばれたい」。監督の、そしてエースの言葉を実現するだけの戦力は整った。
(2011年12月17日 読売新聞)
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