脱水トラブル乗り越え完走、復路へ意識切り替え

　２日の箱根駅伝往路で、東農大が５区津野（２年）の脱水症状によるトラブルで最下位に沈んだ。

　朝に嘔吐(おうと)したが、交代可能なレース開始７０分前を過ぎていたため、強行出場。ジョギング程度の速度しか出せず、１９位からも約２３分差をつけられたが、「本人が『走ります』と言うので行かせた。よく完走してくれた」と前田監督。一斉スタートとなる復路は、「見ている人が勘違いするぐらい、見かけの順位は上に行きたい」と、切り替えていた。