「転んでもいい」…柏原、攻めの走りでゴール
2日の箱根駅伝5区、東洋大の柏原は4年目で初めて、トップでタスキを受け取った。
「うれしくて、走る前に涙が出そうになった」。追う対象がいなくても、攻めの走りは変わらない。「とにかく後ろとの差を、どれだけ引き離せるかだ」。いつも通りのハイペースで駆け上がった。
登りきるころ、運営管理車の酒井監督から「区間新記録を狙えるペースだ。1秒を削りだしていくぞ」と声がかかった。「よし。転んでもいいから、どんどん攻めよう」。苦手の下りでも、スピードを緩めなかった。自らの区間記録を29秒短縮し、何度も右拳を突き上げて往路4連覇のゴールに飛び込んだ。
(2012年1月2日19時10分 読売新聞)
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