尚志、震災・解散の危機乗り越え初のベスト8
尚志3―3桐光学園(PK4―2)――尚志が桐光学園をPK戦の末に破り、初の8強入りを決めた。
震災に翻弄されたイレブンだったが、苦しい経験を経て得た「諦めない気持ち」で、新たな歴史を開いた。
前半から得意のカウンターがさえ、53分にFW
試合前日のミーティング。仲村監督は「骨が折れてでもやるぞ。決勝だと思え」と気合を入れ、選手たちは、被災者を励ますプロスポーツ選手の映像を見て、「自分たちも」と奮い立っていた。だからこそ、運動量は最後まで落ちなかった。
震災直後、チームは解散の危機にあった。選手の転校の話が持ち上がり、仲村監督も出身地の千葉に帰ることを考えた。
約1か月後、郡山市の学校に戻っても、グラウンドは放射線量が高く、練習もままならなかった。しかし、全国選手権制覇という目標に、一人も欠けることなく結束してきた。仲村監督は「(16強入りした)昨年より総合力はないが、覚悟がある」という。8強入りに満足しているイレブンはいない。故郷・福島を元気づけるため、さらなる高みを目指す。(星聡)
(2012年1月4日08時41分 読売新聞)
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