アジア杯予選　２点差以上で１位通過

　サッカー・アジアカップ予選Ａ組の日本―サウジアラビア戦は１５日午後７時１０分、札幌ドームでキックオフされる。両代表はこの最終戦を待たず、来年７月に東南アジア４か国で共催される本大会の出場を決めているが、日本は９月のアウエー戦を０―１に敗れて現在Ａ組２位。２点差以上をつけて雪辱すれば、サウジアラビアを逆転し１位で予選を終えることができる。ホームでもあり、「いかに点を奪って勝つか」が最大のテーマになる試合だ。

　９月の試合では、両サイドからのクロスが単調になり、ＤＦラインも押し上げられずにＦＷが孤立した。この反省もあって、１２日から始まった合宿では、攻撃の選択肢を増やすため、後方からの追い越しや、中盤とサイドのパス交換から相手守備を崩す動きを繰り返した。守備面でも、相手のカウンターを想定し、攻め手より人数が少ない場面の対応などを徹底してきた。

　オシム監督は「Ｊリーグが大詰めで、選手たちの多くには疲労があり、２週間準備を整えてきたサウジアラビアの方がコンディションは良い」としているが、同じ相手に連敗は避けたいという意気込みは強い。