中東勢脅威に W杯3次予選でバーレーンに黒星【マナマ(バーレーン)=大塚貴司】サッカーの2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会アジア3次予選で、日本はバーレーンに0―1で敗れた。スコアこそ最少得点差だが、完敗と言える内容。通算5度目の対戦で初黒星をつけられた中東の新興勢力は、日本にとって今後も脅威となりそうだ。 かつてのバーレーンは、サウジアラビアやイランなどアジアのトップ国の陰に隠れる存在だった。W杯に出場した経験もなく、アジア杯でも目立った戦績はなかった。しかし、この数年で急速に力を付けた。04年アジア杯では4位。準決勝で日本は終盤までリードを許す大苦戦を強いられた。 05年にはドイツW杯最終予選でも対戦した。日本がホーム、アウエーとも勝ったが、1―0という小差。U―23(23歳以下)のアテネ五輪最終予選では日本は1点も奪えず、1敗1分けに終わった。いずれの世代のチームも、まずしっかり守って、縦に速い攻めを仕掛けるというスタイルだ。 岡田監督は今回の敗戦について、「今のバーレーンは、過去のチームより数段いいチームになっている。こういうこともあり得ると思った」と語った。 国際サッカー連盟(FIFA)の世界ランキングは日本の36位に対して、バーレーンは82位。しかし、日本にとって勝ち点が確実に計算できる相手ではなくなった。岡田監督は「ホームで勝てばいい」と冷静に話したが、埼玉スタジアムに迎える6月の試合も、決して楽観はできない。
(2008年3月27日 読売新聞)
|
今週のPICK UPPR
|
▲この画面の上へ |
会社案内|
サイトポリシー|
個人情報|
著作権|
リンクポリシー|
お問い合わせ| YOMIURI ONLINE広告ガイド| 新聞広告ガイド| 気流・時事川柳(東京本社版)への投稿| 見出し、記事、写真の無断転載を禁じます Copyright © The Yomiuri Shimbun. |