岡田J「悪くない」 W杯最終予選組み合わせA組は豪州 バーレーン ウズベク カタールサッカーの2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会アジア最終予選の組み合わせ抽選が27日、クアラルンプールで行われ、4大会連続4度目の出場を目指す日本は、A組に入り、豪州、バーレーン、ウズベキスタン、カタールと対戦することが決まった。B組は、韓国、イラン、サウジアラビア、北朝鮮、アラブ首長国連邦(UAE)。最終予選は9月6日から09年6月17日にかけてホームアンドアウエーの総当たり戦で実施され、日本の初戦はアウエーのバーレーン戦となった。両組の上位2チームはW杯出場権を獲得。3位同士によるプレーオフの勝者が、オセアニア1位との大陸間プレーオフに回る。 初戦はアウエー 終盤に過酷な移動国際サッカー連盟(FIFA)ランク38位の日本は事前のくじ引きで第2ポット(等級)に。この時点でイランと別組になったが、初戦と最終戦がアウエーとなることが決定。続く抽選で、06年ドイツW杯で逆転負けを喫した豪州、3次予選のアウエー戦で敗れたバーレーン、昨年7月のアジアカップで引き分けたカタールと、因縁深い相手との顔合わせが決まった。 カギを握るのは、3次予選で5連勝した実力国ウズベキスタンとの対戦か。他の3チームと違って最近の対戦がなく、タイプも独特で、対策を練る必要がある。また、各組5チームで争うため、各節ごとに試合がないチームが出る。日本は第2、7節。中3日の試合が2度避けられたのは幸いだが、終盤の3連戦でウズベキスタン―国内―豪州の移動を強いられる。過酷な移動をどう乗り切るかも、重要になりそうだ。 日本・岡田監督「チーム力から考えて決して悪いグループではない。バーレーンは3次予選でも対戦したし、豪州についても情報を持っている。ウズベキスタンやカタールについても映像を見てある程度のことは分かっている。初戦はバーレーンとアウエーで当たるが、前回(3月の対戦)と同じ間違いを2度起こさないようにしたい。我々には本大会に出場する力が十分にあると信じている」 日本サッカー協会・川淵会長「ウズベキスタンはどのくらいの実力か分からないので豪州とともに要注意のチームに挙げられる。バーレーンとは3次予選で2試合経験しているのでそういう意味ではよかった。豪州は強敵だが、最強とも言い切れない。楽に勝てる相手はないが、すべて勝てないというわけでもない。率直に言ってB組よりはA組の方でよかった」 対戦する各国豪州 ドイツ大会では初戦で日本を破り、16強入り。昨年7月のアジアカップ準々決勝でも対戦し、PK戦の末に日本が雪辱を果たした。欧州でプレーする選手が多く、力強いサッカーが特徴。3次予選の成績は3勝1引き分け2敗で1組1位。FIFAランク35位。 バーレーン 中東のサッカー新興国。3次予選でも戦い、1勝1敗。ドイツ大会最終予選でも対戦した。「中東の魔術師」の異名を取るマチャラ監督の下、鋭いカウンター、球際の強さが持ち味。3次予選は3勝2引き分け1敗で2組2位。FIFAランク72位。 ウズベキスタン 中央アジアの盟主的存在。エースのシャツキフを中心とした欧州スタイルの攻撃サッカーが持ち味。1997年のフランス大会最終予選途中から指揮を執った岡田監督の初戦の対戦相手でもある。3次予選は5勝1敗で4組2位。FIFAランク58位。 カタール FWセバスティアンら、南米からの帰化選手を軸に積極的な強化を図っている。日本とは昨年のアジアカップ初戦で対戦し、試合終了間際のゴールで引き分けに持ち込んだ。3次予選は3勝1引き分け2敗で1組2位。FIFAランク83位。
(2008年6月28日 読売新聞)
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