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中村憲の起用カギ…W杯最終予選、6日ウズベク戦

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選手に指示を出す岡田監督(中央)(4日、ウズベキスタンで)=川口正峰撮影

 【タシケント=平野和彦】サッカー日本代表は6日午後7時(日本時間午後11時)から、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選・ウズベキスタン戦に臨む。勝てばW杯南アフリカ大会の出場が決まる一戦。好調の攻撃陣に期待がかかる。

 キリンカップのチリ(5月27日)、ベルギー戦(同31日)で計8得点。故障を抱えるFW田中達(浦和)は不在だが、岡田ジャパンは、攻めに関しては万全の仕上がりでタシケントに乗り込んだ。

 注目はMF中村憲(川崎)の起用法。岡田監督は「体調、連係を見て考える」と慎重だが、キリンカップでは得意のボランチではなく、トップ下として高いキープ力、正確なシュート、パスを披露した。右サイドのMF中村俊(セルティック)と組むことで、攻撃の起点が増える点も魅力的だ。

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軽快な動きを見せる中村憲(中央、4日)=川口正峰撮影

 岡田監督は世界屈指の攻撃力を持つイングランド代表MFジェラード(リバプール)を参考にするようアドバイス。本人もジェラードのDVDを見て「ニアサイドでつぶれるなど、ゴール前に入る動きを意識している」とイメージを膨らませる。パサーから得点できるMFへ脱皮しつつある。

 キリンカップで3得点のFW岡崎(清水)も好調。瞬間的なスピードでマークを外し、頭からゴール前に飛び込むプレーは、ウズベキスタンDFにも嫌がられそうだ。「相手にとって危険なエリアに入れている」と自信をつかんでおり、スルーパスを得意とする日本のMF陣との相性もいい。

 ほかにも、右足首を痛めていたFW玉田(名古屋)はウズベキスタン遠征から練習に復帰し、FW大久保(ウォルフスブルク)、MF松井(サンテティエンヌ)、MF本田(VVVフェンロ)ら欧州組も健在。

 豊富な手駒をどう生かすか、岡田監督の腕の見せ所だ。

2009年6月5日  読売新聞)
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