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「南ア切符」深夜歓喜

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W杯進出が決まり、大喜びする人たち(7日午前1時頃、恵比寿で)=松田賢一撮影

 サッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選。日本がウズベキスタンを破り、2010年W杯の開催地・南アフリカ行きを決めると、敵地・タシケントに乗り込んだサポーターたちは4大会連続出場の喜びを爆発させた。国内ではスポーツバーなどでテレビ中継を見守ったサポーターらが、歓喜の夜に酔いしれた。

現地サポーターら「ニッポン」コール

 日本代表が世界一番乗りでW杯出場を決めた瞬間、ジャパンブルーに染まったタシケントのスタジアムの応援席は、勝利を祝う「ニッポン」コールに包まれた。

 「ホッとした。これで南アにも応援に行ける」。東京都武蔵野市の会社員吉田治子さん(46)は、興奮気味に喜びを携帯電話で伝えてくれた。仲間約20人と5日に成田を出てウズベキスタン入りした。前半早々、岡崎慎司選手が先制したものの追加点が入らず、じりじりする試合展開だったが、選手たちを信じて声援を送った。既に大会のチケットも入手済みだという。

 同じグループの新潟県柏崎市の会社員村田喜久雄さん(47)も「まとまりがいいチーム。この勢いで南アでも勝ち進んで欲しい」と、電話越しに声をはずませた。

 一方、東京都渋谷区のサッカーバー「フットニック」には、サポーターら約130人が集まった。試合終了のホイッスルが鳴ると、店内のあちこちで拳を突き上げ、互いに抱き合って勝利を祝った。

 先制点をアシストした中村憲剛選手の高校の後輩という練馬区の美容師片山脩大さん(26)は、「憲剛さんの鋭いパスにしびれた。世界最速で本大会出場が決まってうれしい」と目を潤ませていた。江東区の会社役員木内高信さん(33)は「岡崎選手は日本代表のラッキーボーイ。本大会でもゴールを量産してほしい」と声をからしていた。

2009年6月7日  読売新聞)
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