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 東日本大震災が起きた3月11日、日本防災士会県支部の事務長、金山利勝さん(67)は午後3時30分、県内に津波警報が発令されるとすぐ、徳島市住吉の自宅を飛び出した。

 ヘルメットに緑色の防災士の活動服姿で自転車に乗り、ラジオで情報を集めながら町内を巡り、ハンドマイクで呼びかけた。「避難準備をしてください」。間もなく、近くの避難所2か所にたくさんの住民が集まってきた。

 同地区と隣りの城東地区は震災の5日前、合同で津波避難訓練を行った。住民約130人が参加。「地域の人たちの防災への関心は高まっている」。金山さんは、うれしく思ったという。

 

 牟岐町の県立海部病院(110床)では、常勤医6人以外に、昨春から徳島大の医師7人が交代で派遣されてくる。そのうち産婦人科医が3人。海部郡内の住民グループ「地域医療を守る会」(約2500人)は月に1度、「先生」たちに手作り弁当を差し入れている。クリスマスやバレンタインには、ケーキも作って持って行くという。 (4月6日)[全文へ]

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