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料理

ニンジンの明太あえ

 根菜のなかでも色鮮やかなニンジン。料理に使うと、食卓がパッと華やぎます。年間を通して手に入りますが、真冬と初夏が本当の旬。たっぷり味わってみませんか。

加熱料理でカロテン吸収率UP

 ニンジンは緑黄色野菜の代表格で、カロテンやカルシウム、カリウムなどが豊富に含まれています。とくにカロテンは免疫力を高め、皮膚や粘膜を健やかに保って目に潤いを与え、がん予防や風邪予防、視力や便秘の改善に効果があると言われています。カロテンは皮の下に豊富に含まれているので、皮をむかないほうが栄養的にはプラスです。また、ニンジンにはビタミンCを破壊する酵素が含まれているので、生食よりも加熱する料理がおすすめ。生食の場合は、酵素の働きを抑える酢やレモンを加えたサラダやマリネなどにするとよいでしょう。

(1)薄切りにし、型で抜く
(2)残りのニンジンの活用法

 そしてカロテンの吸収率を高めるには、油と一緒に調理すること。油を使ったニンジン料理というとかき揚げが定番ですが、油の中でバラけてしまいがちです。そこで今回はノリを使うアイデアをご紹介します。

ニンジンの型抜き

 お正月やひな祭りなど、お祝いの料理に添えるとそれだけでごちそうに感じられるテクニックがニンジンの型抜き。松竹梅や桜の型を用意しておくと重宝します。抜いた残りはそのまま飾りに使うほか、天ぷらなどにしても。

(1)薄切りにし、型で抜く

 ニンジンは3〜5mmの薄切りにし、型で抜く。あまり厚くすると抜きにくいので注意。花の部分は軽く塩ゆでして飾りに使う。

(2)残りのニンジンの活用法

 抜いた残りのニンジンは天ぷら(左)や抜いた部分にジャガイモや肉種を詰めて焼いても(右)。みじん切りにするなど無駄なく。

■ニンジンの明太あえ

 

▼材料[2人分]

・ニンジン(千切り)…30g
・はるさめ…10〜15g
・サラダ油…小さじ1
・辛子明太子…1/4腹(15g)
・酒…大さじ1/2
・万能ネギ(小口切り)…適量

※辛子明太子に酒を加えることで風味がつき、同時にほぐれやすくなる。

▼作り方

(1) はるさめは戻し、食べやすい長さに切る。
(2) 辛子明太子は皮をとり、ほぐして酒を合わせておく。
(3) フライパンにサラダ油を温め、ニンジンを炒めてしんなりしたら、はるさめを加えて少し炒めて火を止める。
(4) (3)に(2)の辛子明太子を合わせる。
(5) 器に盛り、万能ネギを散らす。

堀口薫さん(ほりぐち・かおる)
■ホームメイド協会/「手作りの楽しさを誰にでも」をテーマに全国114か所で料理、パン、和洋菓子の教室を展開。ただいま「お得な1回レッスン」をホームページにて紹介中。

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2012年1月5日  読売新聞)

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