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あまり新聞を読んでいません。ニュースをどう探したら?

質問

 教育関係への就職を希望しています。選考ではよくニュースの話題が出るそうですが、新聞を読む機会があまりなく、時事問題について不安があります。どういった視点でニュースを探せばいいでしょうか。(文系3年・女)

回答

 やはり紙面をめくって、まず見出しのチェックから


 筆記試験だけでなく、エントリーシートや面接などでニュースについて聞かれることはよくありますね。4月からは新学習指導要領が実施されて、小学校では新聞を活用した授業が増えますので、教育関係となると、ますますニュースとは密接な業界であるといえます。

 この質問を「新聞を読む時間があまりないので、興味のあるニュースや、選考で聞かれやすいニュースを見つけるにはどうすればいいか」と解釈してお答えしますね(もし違っていたら、またご質問ください!)。まず、一番効率の良いニュースの見つけ方を考えてみましょう。自分の興味のあることは、インターネットで気になる言葉を検索して調べることができますよね。ただ、調べて出てきたページの情報が、正確で信頼できる情報かどうかを判断しなければなりません。そもそも、少しは知識がないとキーワード検索はできませんので、「いまは知らないけど興味を持てるニュース」をインターネットで探すのは難しいですし、できたとしてもかなりの時間をかけないといけません。

 選考で聞かれやすいニュースは、一概には決められませんが、仮に、世の中に与える影響の大きい、大事なニュースとします。情報があふれている現代社会で、この大事なニュースを見つけるというのは結構難しいのです。では、どうすればいいか考えてみましたが、私には新聞を読むこと以外に浮かびませんでした。

 では、新聞を読むのにどれくらい時間がかかるのか、すこし実験をしてみました。40ページの朝刊の見出しだけを読むのにどれくらいかかるか、試したところ、ちょうど7分でした。次に、インターネットのニュースサイトを7分間見てみました。確かにたくさんのニュースが載っていて、単純に見出しの数だけでは同じくらいか、インターネットの方が多かったかもしれませんが、インターネットは同じニュースが何度も出てきたり、芸能ニュースが多かったりしました。ニュースのバリエーションは新聞のほうが多く、インターネットでは特集記事を見かけることはありませんでした。

 なんだか理屈っぽくなってしまいましたが、要は、ニュースを知るにはやっぱり新聞がおすすめです、と言いたいのです。新聞社の人間だからそう言ってるんだと思われるかもしれませんが(笑)、だまされたと思って一度読んでみてください。いえ、読まなくてもいいです。眺めてみてください。一般紙で大丈夫です。見出しだけなら10分もかかりません。そこで「あ、これおもしろそう」と思えば本文を読み進めればいいのです。本当は、総合面である1〜3面も読めばもっといいのですが…それは新聞に慣れてからやってみてください。

 新聞をめくると、ニュースの全体像、展望が分かったり、新たな発見もたくさんあったりします。記事の大きさでそのニュースの重要度もわかります。新聞を読んで泣いたり笑ったりすることも、私にはよくあります。慣れないうちは少しとっつきにくいかもしれませんが、ぜひ一度目を通してみてください。新聞をきっかけにあなたの就職活動がうまくいくことを願っています。


 回答者 前田幸香
 読売新聞人事部採用担当。



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2011年3月2日  読売新聞)
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