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インターンシップの心構えは運よく志望会社のインターンに参加できることになりました。その際の心構えを教えてください。(私大3年、女) 社員の本音を聞くチャンス、積極的に話しかけて 以前、このコーナーでも書きましたが、企業はインターンと採用活動を直接リンクさせてはいけない決まりになっています。インターンに参加したことが、そのまま内定につながるということや、参加しなかったことで何らかの不利な扱いを受けるということも、多くの企業ではありません。 しかし、インターンはその会社のことを良く知ることにつながるので、エントリーシートや面接で、書く内容、話す内容がおのずと深くなり、有利になるのは当然のことです。ですから、参加できたことはとても良かったと言えます。 ただ、これで慢心してはいけません。 インターンシップは各企業が経費をかけ、工夫をこらして、学生に仕事を体感してもらえるようなプログラムを組んでいるはずです。しかし、与えられた課題をこなすだけで精一杯と言うことにもなりかねません。 受動的な態度で臨んでいるうちは、得られる成果も少なくなります。期間中は、あなたの周囲にいくらでも志望会社の社員がいるのですから、このチャンスを活かさない手はありません。どんどん話しかけ、どんどん知り合いを増やしてください。 社員との会話はなるべくメモに残しましょう。会社説明会での公式的な場での発言と違い、インターンシップの期間中は本音を聞きだすチャンスです。社員の飾らない言葉にこそ、就活のヒントが隠されています。期間中にできたノートは、あなただけの参考書になるでしょう。それは就活本番でエントリーシートを書く時も、面接の前にも、大いに力を発揮するに違いありません。 またインターンシップの間に知り合うべき相手は、社員だけではありません。一緒に参加する学生は、あなたの心強い仲間になります。 今の就活はなかなかつらいものがあります。時には心が折れそうになることもあるでしょう。そんな時に、共に慰め合い、刺激し合い、高め合う仲間は貴重です。 確かに、彼らはあなたのライバルとも言える存在です。最終局面で合否を分け合う運命かもしれません。しかし、そんなことを考えて、ライバルを敵視しているような人は、就活で勝者となることは難しいと思います。 就活は受験戦争とは違います。試験の成績だけを問われるわけではなく、コミュニケーション能力やリーダーシップ、独創性や粘り強さ、バランス感覚や常識を持っているかどうか、優しさや思い切りの良さなど、そのすべてが評価の対象となるのです。 ライバルの足を引っ張るような近視眼的な人には、厳しい結果が待っているでしょう。ライバルたちとも打ち解けて、仲間に引っ張り込むような力を持っている人はとても魅力的です。そうした態度を貫いて欲しいと思います。 回答者 原田康久
(2011年8月3日 読売新聞)
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