環境省ＨＰに除染方法…運搬や保管を図入りで

　環境省は１４日、東京電力福島第一原子力発電所事故で放射能汚染された地域の調査方法や効果的な除染方法などをまとめた「除染関係ガイドライン（運用指針）」を同省ホームページで公表した。

　除染技術の開発に合わせて、内容は随時更新するという。

　来年１月に全面施行される放射性物質環境汚染対処特別措置法に基づく省令を解説しており、年間の追加被曝(ひばく)線量が１〜２０ミリ・シーベルトの「汚染状況重点調査地域」での放射線量の調査や、安全な除染方法、除去土壌の収集・運搬、保管などを図や写真入りで紹介している。

　除染方法では、建物や道路、農地など対象別に手順を明示。落ち葉などを取り除き、効果がなければ水やブラシによる洗浄や表土の削り取りを行う。土壌は除去後、遮水シートで覆って３０センチ以上の土をかけて保管するよう指示している。

　同省ホームページは　http://www.env.go.jp/jishin/rmp.html