(1)『言葉と脳と心 失語症とは何か』 山鳥重著
評・湯本香樹実(作家)
(2)『真夜中の庭』 植田実著
(3)『すばらしい墜落』 ハ・ジン著
(1)は失語症を通して脳と心と言葉について掘り下げた一冊。私たちは一語発するたびに、複雑精妙きわまる心の働きをしているらしい。脳と心の関係のわからなさにびっくり。(講談社現代新書、740円)
(2)は「物語にひそむ建築」と副題がつく読書案内。ル=グウィンの多島海、坪田譲治の「本来的にこの現世になじんでいない幼年期」など、物語世界が立体的な〈場〉として捉えられる。(白水社、2400円=立石光子訳)
(3)は
(2011年12月26日 読売新聞)
- 『牡蠣と紐育』 マーク・カーランスキー著 (3月5日)
- 『資本主義が嫌いな人のための経済学』 ジョセフ・ヒース著 (3月5日)
- 『宇宙はなぜこんなにうまくできているのか』 村山斉著 (3月5日)
- 『共喰い』 田中慎弥著 (3月5日)
- 『新しい世界史へ ―地球市民のための構想』 羽田正著 (3月5日)
- 『「ユリシーズ」と我ら』 デクラン・カイバード著 (3月5日)
- 『寺田寅彦』 小山慶太著 (3月5日)
- 『痕跡本のすすめ』 古沢和宏著 (3月5日)
- 『剃刀日記』 石川桂郎著 (3月5日)
- 『十字軍物語 1・2・3』 塩野七生著 (2月27日)
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