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暗証番号聞き出し女性殺害、当時17歳の男逮捕

 1997年に千葉県流山市の会社員田島由美さん(当時24歳)が自宅で刺殺された事件で、千葉県警は18日、事件当時17歳だった男(32)(別の強盗傷害事件で服役中)を強盗殺人容疑で逮捕した。

 捜査関係者によると、男は97年5月、同市鰭ヶ崎のマンション3階に住んでいた田島さんからキャッシュカードを奪い、暗証番号を聞き出した上で、刃物で背中を刺して殺害した疑い。

 事件直後、奪われたキャッシュカードを使い、現場近くの銀行のATM(現金自動預け払い機)から約20万円を引き出す男の姿が防犯カメラに映っており、県警は逮捕した男が現金を引き出したとみて調べている。

 これまでの県警の事情聴取に対し、男は「暗証番号を聞き出した後、女性の自宅にあった包丁で刺した。包丁は持って逃げた後、捨てた」などと話していた。

 この事件で県警は事件直後の97年6月、田島さんの祖母と姉夫婦を殺人容疑で逮捕したが、物証などがなく、千葉地検は3人を処分保留で釈放し、翌年1月に不起訴としていた。

 男は現在、千葉県内で99年に起きた強盗傷害事件に関与したとして服役中。

2012年1月18日13時48分  読売新聞)

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