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シリア大統領「市民の殺害を命じたことはない」

 【ワシントン=山口香子】シリアのアサド大統領は、7日放送の米ABCテレビとのインタビューで、「市民の殺害を命じたことはない」と述べ、軍による反体制派の弾圧行為を全面的に否定した。

 大統領は、「頭のおかしい人物が率いているのでない限り、政府が市民を殺害することはない」とも語った。

 国連人権理事会の独立調査委員会は11月末、反体制デモ弾圧が「人道に対する罪」に当たるとの調査結果を公表したが、大統領は、「国連は信用できない」と一蹴した。また、「国民の支持が重要だ。支持がなくなれば私は(大統領職に)とどまらない」と述べた。

2011年12月7日23時17分  読売新聞)

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