ライアン氏、ダルを「抜きんでている」と絶賛

　【ロサンゼルス＝萱津節】ポスティング（入札制度）による日本ハム・ダルビッシュ有投手（２５）との契約成立を受け、レンジャーズ球団幹部とダルビッシュの代理人が１８日に本拠地のレンジャーズパークで記者会見した。

　この日が３０日間の独占交渉期間の最終日で、期限ぎりぎりでの決着となった。

　テレビ放映された記者会見で、大リーグの奪三振王として知られるノーラン・ライアン社長は「今まで出会った中で最も才能あふれる投手の一人。体格、スタミナ、野球センスも含め抜きんでている」と絶賛。ダニエルズ・ゼネラルマネジャーは「大リーグでの経験はないが適応できると思う」と期待を寄せた。

　代理人のアーン・テレム氏は「スカウトが熱心だったことと、ダルビッシュがチームのワールドシリーズ初優勝の力になりたいと思ったことが大きい」と、レンジャーズとの交渉が順調に進んだ理由を説明。契約成立後に本人と電話で会話した団野村氏は、「彼はとても喜んで、興奮していた」と話した。