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政局と割り切って…山岡氏「マルチ」反省なし

退任の記者会見をする山岡消費者相(13日午前)

 山岡氏は13日の記者会見で、「政局と割り切っている。総理からは『山岡さんにまったく瑕疵(かし)はない』という話があった」と強調した。

 消費者庁が「問題商法」と位置づけるマルチ商法の発展を目指す「流通ビジネス推進議員連盟」の会長を務めていただけに、就任当初から同庁幹部の間でも「規制する側と推進する側が同じでは、消費者から信頼されない」とささやかれていた山岡氏。国会や記者会見で山岡氏とマルチ商法の関係に質問が集中し、「良いマルチと悪いマルチは違う」との持論を展開して追及をかわし続けてきた。

 この日も、マルチ商法を「合法なものは合法」と繰り返し、反省の言葉はなかったが、普段の張りのある声ではなく、声が消え入りそうになることもあった。

 野田首相の「党内融和」の方針で、小沢一郎元民主党代表に近い議員として一川氏と共に入閣した山岡氏。小沢氏に近い川内博史衆院議員は、「離党者も出ているし、党内融和ができているとは思えない部分がある」と話した。

2012年1月13日23時57分  読売新聞)

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