9月に岩手知事選…開票所なお避難者、悩む選管
東日本大震災で延期されていた東北地方の地方選挙は、宮城、福島両県で年末までの再延期が認められることになった。
一方、延期された選挙がすべて9月までに実施されることが決まった岩手県では、開票所の確保や有権者への周知などの課題を抱えながら、選挙準備が進められている。
9月11日に知事選と県議選の投開票が行われる岩手県では、沿岸6市町の体育館など6施設が避難所に使われ、計325人が避難している(1日現在)。
このうち、大船渡市では27人が市民文化会館「リアスホール」に避難しており、今月中旬までに仮設住宅へ転居する予定だ。しかし、転居が遅れる場合に備え、同市選管は「避難者の生活が最優先で、無理はさせられない」と、避難者の意向を尊重。開票所の代替施設として、近くにある小学校体育館の利用も検討している。ところが、校庭には仮設住宅が立ち、駐車場の確保も難しいという。8月25日の知事選告示を控え、同市選管の担当者は「8月中旬まで正式に場所は決められない」と困っている。
陸前高田市では93人が中学校体育館で避難生活を送る。同市選管も「避難者が残っているとは想定していないが、開票作業のために出て行ってもらうことはできない」としている。
山田町は、避難所に残る65人がお盆頃までに仮設住宅に転居する予定だが、転居が遅れた場合、「近くの避難所に移ってもらうなど協力を求める可能性もある」(町選管)という。
(2011年8月3日17時27分 読売新聞)
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