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【CEATEC JAPAN 2011】一歩先いく「省エネ」へシャープが提案する家庭での消費電力管理
無線ゲートウェイでホームネットワークを構築
住友3Mの参考出展「シースルー太陽光発電フィルム(仮)」。ガラス部に貼ることで両面で発電し、遮熱もできる魅力的な製品だ
設置容積を約35.6%アップして、発電量を大幅に高めるシャープの「ブラックソーラー」。蓄電池と組み合わせて提案
ソニーのホームエネルギーサーバー「CP-S300」
国内最大の電機/ITの総合見本市「CEATEC JAPAN 2011」。昨年の「CEATEC 2010」では「省エネ」「節約」を訴えていた企業が、今年は東日本大震災を受けて、大きな視野から「エネルギー」をとらえた展示を行っている。 例えば、TBWA博報堂と同社の企業内大学Hakuhodo Univ.構想ラボは、「ミライニホン」プロジェクトの一環として、自然と融合し、再生可能なエネルギー確保を実現する“オフグリッド”な暮らしを実現するプロトタイプハウスを展示。各社のブースでも、一歩先をいくエネルギーの活用方法を提案している。 シャープのブースでは、家庭内の消費電力を管理するシステムを展示。テレビやタブレット端末で消費電力の「見える化」を実現する。 パナソニックのブースでも、ホームネットワークを使った消費電力の管理システムを展示していた。 太陽光をはじめとする再生可能なエネルギーへの期待は大きく、さまざまな企業が太陽光発電用パネルを出展している。例年より明らかに大きなエリアでの展開で、各社の意気込みと来場者の関心の高さがうかがえる。 参考出展や技術展示が多いエネルギー関連の製品のなかで、正式発売が決まっていたのが、ソニーのホームエネルギーサーバー「CP-S300」だ。容量300Whのオリビン型リン酸鉄リチウムイオン電池を内蔵し、一般的なスマートフォンを約30回充電することができる。実勢価格は約15万円と決して安くはないが、今後は家庭に大容量バッテリが普及する可能性がある。その先駆けとして期待したい。 (2011年10月10日 読売新聞)
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