「東北復興支援の旅」（２）　高原の美しい風景と特産品を堪能

市営放牧場の子牛

鬼首地区の高原

鳴子こけし

栗だんご

鳴子漆器

しそ巻き

ＫＢ　ＨＯＲＩＥ（カーベ・ホリエ）

ラジウム卵

しば・ドレ

　「こけし」や「湯治」が有名な鳴子温泉郷ですが、実は、宮城県・鬼首（おにこうべ）地区を訪れたら、そうした「渋め」のイメージが一新されます！

　特に、栗駒国定公園に位置するリゾートパーク・オニコウベを中心としたエリアは、まさにスイスのよう。白壁に赤い屋根のスイス風のホテル外観や、禿（かむろ）岳の美しい稜線、ゆっくりと草をはむ牛たちの姿…。ゆったりとした時間の流れの中で、日常を忘れ、心が癒やされるのを感じます。

　高原を散策したり、のんびりとホテル内のレストランでコーヒーを飲みながら、目の前に広がるパノラマ風景を楽しんでいただくのもおすすめです。

　リゾートパーク・オニコウベの近くにある「鳴子温泉ブルワリー」は、ブルーベリーや山ぶどうなど地元の特産品を使った発泡酒「鳴子の風」などを製造しています。すっきりとフルーティーな味わいでお土産にもおすすめ。ブルワリー内では、地発泡酒の製造過程も見ることができます。

　鳴子温泉郷の中心「鳴子温泉」は、ＪＲ鳴子温泉駅前に広がる、ホテルや湯治宿などが立ち並ぶ温泉街です。地元の方おすすめのお土産やスイーツを教えていただきました。

　■鳴子こけし
　全国的に有名な鳴子こけし。鳴子温泉では、職人による実演も見ることができます。伝統的なこけし以外にも、愛嬌のある創作こけしもすてきです。

　■栗だんご
　しょうゆ餡(あん)がかかったお団子の中に、栗が入った生菓子です。熱々の出来立てを食べるのがおすすめです。日持ちしないので、お土産に持って帰ることができるかどうかは、お店で相談してみてください。

　■鳴子漆器
　およそ400年前から作られていたと伝えられる伝統的工芸品。うるしをぬった木製品で、汁わんやお盆などが作られています。墨流しの技法による「竜門塗」が美しく、ちょっとオシャレな大人のお買い物として、自分へのごほうびにぴったりです。
　地元の方が、「小さいころからうるし塗りのお茶碗やお箸を使い、うるしがはげてきたら、また塗りなおしてもらって大事に使うのが普通でした」と話していたのが印象的でした。

　■しそ巻き
　地場産のおいしい味噌を、ごまやくるみ、砂糖などの調味料で整え、しその葉で作って揚げたものです。お茶請けに、というおすすめですが、お酒好きには、酒の肴にもぴったりです。

　■生クリームパン
　鳴子温泉街に古くからあるパン屋「ＫＢ　ＨＯＲＩＥ（カーベ・ホリエ）」では、生クリームパンやバターたっぷりのイギリスパンのほか、フレッシュケーキや鳴子サブレなどの焼き菓子などで目移りしそう。特に生クリームパンは、女性なら絶対気に入ること間違いなし！と地元のお墨付きです。生クリームパンは数量限定のため、売り切れ御免だとのこと。

　■ラジウム卵
　鳴子の天然温泉を利用して作った温泉卵です。

　■しば・ドレ
　創業明治33年という老舗の肉屋「肉のしばさき」が作るオリジナルドレッシング。地元では「家庭に一本」の万能調味料として知られているそうで、年間2000本以上売れる人気商品です。原材料は、たまねぎ、サラダ油、ゴマ油、醤油、酢、砂糖、生姜、ニンニク、南蛮(唐辛子)、黒胡椒などをブレンド。サラダや冷奴、麺料理はもちろん、焼き肉、焼き魚料理、煮込み料理の隠し味など幅広く使える万能ドレッシングです。ぴりっと辛めのインパクトのある味が絶妙で、リピーターが多いというのも納得です。手作りなので売り切れの可能性も。１本330mlで630円（税込）。

　このほかにも、こけしの印鑑や、マッチの頭がこけしの顔になっているマッチなど、ユニークなグッズもありました。

　今回の旅に参加してくださる方々には、お店の場所を記したマップをお渡しする予定です。湯めぐりの合間に、ぜひ探してみてください。

　⇒小町ラボ「東北観光地「復興支援の旅」を緊急企画! 被災した方々と交流する1泊2日」

　⇒旅行の申し込みは読売旅行大手町営業所のHP「湯治旅館プラン」または、「ホテルプラン」から。電話は（03-6226-7685、日・祝休）。

「東北復興支援の旅」の記事
⇒「東北復興支援の旅」(1) 多様な泉質 「湯めぐり」で楽しむ
⇒「東北復興支援の旅」(3) 被災された方々に癒やしの時間を」