「大切な人への手紙」第3回入選作発表
発言小町の本「お母さんに手紙をください」の出版記年企画「大切な人への手紙」コンクールの第3回入賞作を発表します。
⇒優秀賞は「兄ちゃんへ」成沢希望
「ばあちゃんへ」ひろこ(富山市)
ばあちゃん、元気ですか。子供のころ、一緒に寝てくれてありがとう。一緒にお風呂に入ってくれてありがとう。一緒に買い物に行ってくれてありがとう。朝早く起きて本を読んでくれてありがとう。美味しいものをいっぱい作ってくれてありがとう。ワカメちゃんみたいになったけど、髪を切ってくれてありがとう。手をつないで保育園の送り迎えしてくれてありがとう。早く行かせようとして電柱から電柱へ競争して負けてくれてありがとう。結婚式の日、手紙をくれてありがとう。保育園の時みたいに、手を引いてくれてありがとう。子供が生まれて。お風呂に入れてくれてありがとう。いっぱい抱っこしてくれてありがとう。いつも優しくしてくれてありがとう。「ありがとう」がいっぱいあるのに全然言えなくてごめんね。小さいころからのばあちゃんこは今でも変わらずです。今度、手をつないで散歩しようね。
「貴女へ」ひまわり(さいたま市)
貴女が話せたら貴女は何を言うのだろうか? 私への恨みつらみ? どれだけ辛い思いを強いられているのか? それとも、ありがとう?なんでも良い、私は貴女と話したい。
仕事、恋、結婚、遊び、27才の女性が普通にする沢山の事を貴女にして欲しいと本当に強く思う。気管切開し人の手を借りなければ家族と共に暮らせなかった、貴女の喉を見るたびに母さんは、これで良かったのか?と思うよ。でもね、家で毎朝アンパンマンを見てはしゃぐ貴女、そんな貴女を見てはしゃぐ妹達。姉ちゃん可愛いといつの間にか私を助けてくれるようになった貴女の妹達。貴女が居るから、私も妹達も頑張れるんだよ、貴女が居るから、いろんな人との出会いがあるんだよ。貴女が居るからこそ貴女の分も、やりたい事はやる。
私がもしも貴女より先にお空に行く事になった時に、貴女の妹達に、貴女が居たから母さんはやりたい事も出来なかった。なんて言って欲しくないからね! 今と変わらずに人生楽しんで行くよ。だからね、貴女のその魔笑の笑顔で母さんを勇気づけてね! 貴女の笑顔が私の誇りだから!
「弟へ」もこりん(北海道函館市)
あなたは末っ子で4人目の待望の男の子で、みんなにかわいがられて育ちました。どんどん大きくなっていき背も伸び足も大きくなり、力も強くなり、声もかわり、7歳年上で長女の私は親のようにあなたが成長するのが楽しみでした。中学に行っても高校に行っても、反抗期はなく、まだまだ赤ちゃんだったあなた。そんなあなたを変えたのは父の突然の病気でした。
突然倒れ、仕事も出来なくなってしまった父の変わりに、高校を卒業し父の後を継いで漁師になってくれました。そうです、あなたは18歳にして一家を支える大黒柱になったのです。赤黒く日焼けした肌に、ムキムキの筋肉、しばらく見ないうちに、あなたはどんどん大人になり、立派な漁師になっていましたね。そんなあなたも今年の秋には父親になりますね。かわいいお嫁さんをもらい、子供も産まれ、なんだかどんどん遠くにいってしまう様で内心、お姉ちゃんは寂しかったです(笑)。
これからは、母とお嫁さんと子供のために一生懸命家族のために働いて、どんどん幸せになってください。
弟の輝ける未来に幸あれ!!!
姉より
「かわいくて優しい先輩へ」ふくいちゃん(大阪府枚方市)
『かわいくて優しそうな人』。それが大学時代、一緒に住んでいた女子寮で先輩にお会いしたときの第一印象でした。ニコニコしながら、「履修科目登録票の書き方でわからないことがあったら言ってね」と右往左往している新入生たちを助けてくれましたね。新生活になかなか馴染めなくて、五月病になりかけた私に、いつも優しい声をかけてくれた先輩。片思いの彼と疎遠になってツライという私の泣き言に、「その人に会って、私から気持ちを伝えてあげるよ」って言ってくださり、彼と面識もないのにびっくりしました。優しくて穏やかな先輩が、人の為にそんな大胆なことを試みようとするなんて、と意外な一面を垣間見たようでした。
あれから25年。先輩は憧れだった教師になられたのでしょうか? 教育実習で落ち込んだり、笑ったりの出来事を綴ったお手紙、今も大切に残しています。私の話をいつも真剣に聞いてくださっていたのに、自分のことだけで精一杯だった私は、先輩がぽろりと漏らした愚痴や悩みに応えることができませんでした。ごめんなさい。今からでもまだ間に合うでしょうか。先輩にお会いしたい。会って、先輩が私のためにしてくれたたくさんのことや優しいお言葉を、今度は私がお返ししたいのです。
「○○年後の息子へ」お母さん(東京都足立区)
元気ですか? 最近どうしてますか? ご飯はちゃんと食べてますか? 仕事はうまくいってますか? 質問ばかりでごめんなさい、でもお母さんはいつも心配しています。お母さんはあなたにとっていいお母さんではないかもしれないけど、お母さんにたくさん抱きしめられてよかった、お母さんのおんぶでよく寝たな、と優しい記憶がちょっとでも残ってくれていると嬉しいです。たまには電話しなさい。お父さんはあなたが生まれてくるのを一番喜んだのですから、お父さんの様子もちょっとは気にかけてやってね。それと年に一度でいいから、顔を見せなさい。カレー、ごちそうしてあげるからね。この手紙を書いてる時あなたはまだ2歳だけど、今からもこれからもずっと、お母さんはあなたの味方です。忘れないでね。
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