「きびそ」でバッグを作ろう! 第8回 縫製工場が決定
きびそバッグを縫製する工場が決まりました。山形県米沢市にある有限会社三香堂です。
「牛や(ぎゅうや)」というブランドで、米沢と東京に店舗を持つ帆布バッグ専門の会社です。
創業者である柳堀忠男さんは30年前、牛革のバッグ作りからスタートしたそうです。最初はかばんの訪問販売をしていたのですが、いろいろな客と接しているうちに「自分でお客様の期待にこたえるかばんを作ろう」と決意。作り方も設備もよくわからない中、独学で研究を重ねて納得のいくかばんを仕上げていったといいます。
訪問販売や大手百貨店のかばん売り場で売り始め、たくさんの人に使ってもらううちに牛革は雨に弱かったり、手の爪などの引っかき傷がつきやすかったりするなど、デリケートな素材だということがわかってきました。そこでもっと丈夫で使いやすくて素朴な素材はないか、と探す中で、出会った素材が「帆布」でした。
帆布は裁断するのも縫製するのも大変な素材だそうです。しかし帆布の風合い、丈夫さを多くの人に知って使ってもらいたいという思いから、25年間、帆布でバッグを作り続けています。
そんな「牛や」ブランドのバッグを作っている三香堂が、今回の大手小町の企画に賛同、縫製を担当することになりました。三香堂には、モノに対する扱いが真剣な20代の若い人たちが多く働いています。山形と東京に店舗を抱えて、直接、お客様の顔を見て販売することにこだわり、「使いやすいこと」を目指したバッグづくりに挑戦し続けています。
三香堂の統括MDの茶原克之さんは、「同じ山形県内にある鶴岡シルクが新しい帆布にチャレンジしているので、ぜひ協力したい」と話しています。
帆布のプロである三香堂の皆さんも、シルクをまぜた帆布の生地を縫製するのは初めてです。「どんな仕上がりになるのか、我々も楽しみにしています」と社長の柳堀さん。
皆さんからいただいた意見をミントデザインズが最終デザインとしてまとめ、三香堂の米沢工場で形にしていきます。どんなバッグができるか、楽しみにしていてください。
「きびそ」のトリビア〈7〉
養蚕は、皇居にある「紅葉山」(もみじやま)でも行われています。皇室では明治以降、皇后が代々養蚕の伝統を継承しています。育てている蚕は日本の純粋種「小石丸」などです。小石丸は繊細で光沢がある糸が特徴です。
発言小町で、ミントデザインズのデザインについて、ご意見を募集しています。
⇒【小町ラボ】「きびそ」バッグの機能についてご意見募集!
ファッションブログでも関連記事が読めます。
⇒「きびそ」の企画を思い立った理由
⇒カイコとの出会い
⇒鶴岡市ってどんなところ?
【関連記事】
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・「きびそ」でバッグを作ろう! 番外編 鶴岡市ってどんなところ?
【2011-12秋冬コレクション】
・ミントデザインズ
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