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企画・連載
値引き進化形

(5)「ツイッター見た」で割安

専門サイト登場

開店前などの時間を使い、店の情報をツイッター上でつぶやく、さいた堂の浅山さん(東京・西五反田で)

 140字以内の短文をインターネット上に発信できる、簡易投稿サイトのツイッター。ここで割引サービスを告知する店が増えている。

 こうした情報を全国4000店から集めたサイト「ツイ割」(http://twiwari.jp/)では、ラーメン店が「替え玉1玉サービス」、マッサージ店が「1000円引き」などと投稿したものが時系列で紹介される。利用者がお店で「ツイッターを見た」と言えば、割引が受けられる。

 野村総合研究所(東京)主任コンサルタントの杉山誠さんは「店から客に一方通行で情報を送るのではなく、店と客とが双方向でやりとりでき、ゆるくつながれる特性がツイッターにはある」と話す。

 東京都品川区の居酒屋「さいた堂」五反田店では、ワンドリンク無料や一部メニュー半額といった情報をツイッター上で不定期につぶやく。「すると、当店のツイッターのフォロワー(読者)2500人の中から『今晩行きます』などという反応が来ます」と、副店長の浅山祐介さん。逆に、客の側から値引きや追加サービスを働きかけることも可能だ。「フォロワーの要望に応じ、提供料理を一部変更するなどしてコースメニューの価格を下げたこともあります」

 大手スーパーの西友(東京)は今年9月、値下げしてほしい商品名をツイッター上で募る「サゲリク」と題したキャンペーンを行った。

 約1万品目の中から値下げを希望する商品とその理由を、ツイッターで投稿してもらった。「毎日飲むので、少しの値下げでも財布にはありがたい」と特定保健用食品の飲料を希望する声など、1万件以上が寄せられ、「個々の商品への思いを短期間で多く集めるのに役立った」と同社。豆腐やチーズ、チョコ菓子など100品目を10〜11月に期間限定で値下げした。

 ブログやメールマガジンより対応しやすいとして、ツイッターを始める店は増える一方だ。気に入った店の読者になれば、お得な情報を得るチャンスが増えそうだ。

2011年11月25日  読売新聞)

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