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[顔]北村 麻子さん

女性で初めて大型の青森ねぶたを制作する 北村(きたむら)麻子(あさこ)さん(29)

撮影・三上津与美

 毎年、300万人が訪れる青森市の青森ねぶた祭。見物客を圧倒するのが、凱旋(がいせん)する武者らをかたどった大ぶりの人形だ。祭りが現代のスタイルになった昭和30年代以降、女性が手がけた例はない。

 「男の世界」と思って眺めてきた。その大きな仕事が飛び込んできた。

 父の隆さん(63)は、「平成の名人」と称されるねぶた師の第一人者。物心ついた頃から紙貼りを手伝い、高校を卒業して就職してからも作業場に通ってはいた。

 ねぶた師への憧れが募ったのは5年前。隆さんが珍しく会心の笑みを浮かべたねぶたに灯がともった時、その出来栄えに衝撃を受けた。作業場に通い詰め、弟子入りを願い出た。隆さんは娘の描いた下絵を見て「こいつは伸びる」と直感。日増しに力をつける娘に、今夏のねぶたの一つを任せると告げた。昨年11月に制作を始めるのに合わせ、勤め先もやめた。

 「怖くないと言ったらうそになるけど、火中に飛び込んで学ぶ方法もある。本来の力強いねぶたを作る」。度胸は父譲り。ほかに負けないねぶたを送り出したいと、制作に打ち込む。(青森支局 神秀穂)

2012年1月20日  読売新聞)

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