"アメコミヒーロー"は超ハード クリス・エヴァンス
現在公開中の映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」で主役のキャプテン・アメリカを演じているクリス・エヴァンス。ヒーローにふさわしい端正なルックスと鍛えたボディーの持ち主ですが、その裏には大変な努力があったようです。
元祖"アメコミヒーロー"
クリス・エヴァンスが演じているキャプテン・アメリカは、スーパーパワーを備えた愛国心に燃える正義のヒーローです。もともとは虚弱体質の若者だったのですが、第2次世界大戦時にアメリカ軍がすすめていた実験を受けたことで、生まれ変わったというストーリーです。アメリカンコミックが生んだヒーローの元祖で、変身、奇抜なコスチュームなど、今に続くヒーローのスタイルは、キャプテン・アメリカから始まったともいえる存在です。
アメリカではもちろん映画は大ヒット。主役に抜てきされたクリスは一気に知名度がアップしました。すでにコミックが原作の映画「ファンタスティック・フォー」シリーズなど、話題作には何本も出演していましたが、キャプテン・アメリカ役はこれまでにないビッグチャンス! しかし、クリスはオファーを一度は断ったのだそうです。というのも、「キャプテン・アメリカ」はその後に続く合計6本の映画に出演する契約であるため、自分のこれからの10年間に関わる問題だったからだとか。
現在30歳のクリスですが、もし映画がヒットしたら、今後10年近くにわたりヒーローをやり続けなければならず、パパラッチに追いかけられる日々がくるのは避けられません。ヒーローのイメージを守るために、ふだんの行動にも気をつけなければならないことは、かなりのプレッシャーになるでしょう。
それでも、断った後も、役のことがずっと気になっていたそうです。そして、なぜ断ったのかという理由を考えていくと、結局「怖いから」だったということに気付き、挑戦せずに後悔する人生はイヤだという思いから、最終的に役を引き受けました。しかし、映画のPRのために出演したテレビ番組では、キャプテン・アメリカ役のために髪が薄くなり始めているという衝撃告白も。やはり世界を守るヒーローというのは、演じるだけでも大変なプレッシャーのようです。
ハードトレーニングには弱音も
映画の中で、クリスはヒーローにふさわしい筋肉隆々の見事なボディーを披露していますが、そんな体づくりも並大抵のトレーニングではなかったようです。トレーニングは4か月間、1日2時間行ったそうで、毎日、トレーニングが終わると吐き気をもよおすほどだったとか。その間は、トレーナー、そして映画そのものも大嫌いだと思っていたそうです。
さらに大変だったのは食事で、量を増やさなければいけなかったのはもちろん、筋肉を増やすために体がむくんでつらいときでも、たんぱく質を摂取しなければならなかったとか。そのために、鶏肉は二度と見たくないと思うところまでいったそうです。肉体的な面でもヒーローは大変ですね。
それでも撮影は楽しく、どんなマイナスがあっても最終的には俳優をやっていてよかったと思うと語っています。また、キャプテン・アメリカの第2作目「ザ・アベンジャーズ」では、アイアンマンを演じているロバート・ダウニー・Jr.と共演。セットで会った瞬間に、彼こそが映画スターだと震えがきたほどで、そんなスターからアドバイスをもらったり、いろいろ学んだりすることができ、今では「師匠」と呼んでいるとのこと。どうやら次作もおもしろい映画が期待できそうです。
アンチヒーローにも共感
こうして、ヒーロー役に挑戦し、注目俳優としてブレークしたクリスですが、アンチヒーロー役にも挑んでいます。「パンクチャー(原題)」という実話を基にした作品で、クリスはこの作品でドラッグ中毒という異色の弁護士役を演じています。
モデルとなった人物はすでに故人ですが、役作りのために本人を知る人々に会って話を聞くなどして人物像をとらえていったそうで、とても演じがいのあるキャラクターだったと語っています。さらに「ホワッツ・ユア・ナンバー?」というラブコメディーも予定されており、さまざまな役柄のクリスが見られることになりそうです。
また、彼は、LAでなく出身地であるボストンに今も住んでいるそうです。その理由は、ふらりとカフェに入ることができるプライバシーが必要だからというもので、プライベートも大切にするタイプ。かつてジェシカ・ビールと交際していたということの他に、めぼしいプライベート情報は未知の部分が多いクリスですが、人気がでれば、そうも言っていられないもの。これからは、仕事だけでなくプライベートも徐々に明らかになっていくに違いありません。(写真はロイター)
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海外セレブ専門誌編集を経て、現在フリーランスで活動。ブリトニー・スピアーズ、リンジー・ローハン、パリスなど元祖お騒がせセレブに加えて、近頃はリリー・アレンやエイミー・ワインハウスなどイギリス系大暴れアーチストからも目が離せず、海外雑誌やサイトを見まくる日々。シャイロちゃん、スリちゃんの成長ぶりに癒されています。 「CELEBLOG」http://www.celebtimes.net/
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