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東洋大が軸、チームエントリー発表…箱根駅伝

 第86回東京箱根間往復大学駅伝競走(来年1月2、3日・関東学生陸上競技連盟主催、読売新聞社共催)のチームエントリーが10日、発表された。

前回区間新、早大・三田外れる

 優勝争いは、連覇を狙う東洋大を軸に、早大、駒大などが絡む混戦となりそうだ。全10区の区間エントリーは29日に行われる。

  東洋大は、前回5区で区間新記録を樹立した柏原が健在。チームの初優勝に貢献し、金栗杯(最優秀選手)を受賞した柏原は、今季も前哨戦となる11月の全日本大学駅伝などで快走を見せている。

 主将の釜石慶太(4年)が体調不良のためエントリーから外れたのは痛いが、駅伝主将になった工藤を中心に、柏原以外の選手も着実に力を伸ばしてきた。今年から就任した酒井俊幸監督は「総力戦で臨む。前回の優勝におごることなく、3位以内を目標として掲げたい」と慎重だ。

 早大は、前回4区で区間新記録をマークした三田裕介(2年)がメンバーに入らなかった。全日本5区でブレーキを起こし、「現時点でのベストメンバーをそろえた」と渡辺康幸監督。同じ2年生で前回1区で区間賞の矢沢らが早大復活のカギを握りそうだ。

 史上3校目の学生駅伝3冠を狙う日大はダニエル、全日本で3位に躍進した明大は石川、松本ら主力選手が順当にメンバー入り。山梨学院大のコスマスは出場すれば、今回が箱根デビューとなる。

 1万メートルの記録でチーム内上位10人の平均タイムが1番いいのは、日体大の29分6秒68。2番目が城西大、3番目が駒大で、予選会を通過してきたこれら3チームも、上位に入ってくるはずだ。(田上幸広)

2009年12月11日11時41分  読売新聞)
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