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61年ぶり往路Vの勢い、明大5区で失速

トップで5区の久国(右)にタスキをつなぐ明大・安田

 箱根駅伝往路(2日)──明大は1区の北條(4年)が20キロ手前の上り坂で「まわりの選手が思ったよりきつそうだったので、行けると判断した」とスパート、早大・矢沢(2年)、専大・五ヶ谷(4年)らを振り切って初の区間賞を獲得した。

 リズムに乗って4区まで首位を快走。最終5区で失速して6位に終わり、4区区間賞の安田(4年)は「区間新を狙ったが、風が強くて粘れなかった。もっと貯金したかった」と悔しがったが、一時は61年ぶりの往路優勝なるかと、沿道をわかせた。

 「山登りは体調万全なら(エースの)松本(4年)を使うつもりだった。何とかしのげればと思っていたが。復路は届かないまでも、トップに少しでも肉薄したい」と西監督。過去7度の総合優勝を誇る古豪は、復活に向けた階段を着実に上がっている。(榊岳央)

2010年1月2日20時12分  読売新聞)
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