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アラフォー女優との相性は抜群!? アーロン・エッカート

【Profile】Aaron Eckhart(アーロン・エッカート) 1968年3月12日、アメリカ・カリフォルニア州生まれ。「In the Company of Men」でスクリーンデビューを果たし、「エリン・ブロコビッチ」で一躍有名に。主演作「サンキュー・スモーキング」で演技力を高く評価され、「ダークナイト」で人気スターとしての地位を確立。出演作に「ブラック・ダリア」「幸せのレシピ」「世界侵略:ロサンゼルス決戦」などがある
「ラビット・ホール」で夫婦を演じたニコール・キッドマンと。低予算だったこともあって、撮影期間中はニコールを含め他のスタッフと一緒に同じ家で暮らしていたそう

 若手のイケメン俳優が活躍するハリウッドで、30歳を過ぎてからブレークを果たしたアーロン・エッカート。ラブコメから社会派まで、さまざまなジャンルの作品で演技派俳優として活躍するアーロンの魅力に迫ります!

成功の秘訣は地道な努力だった!

 長身でがっちりしたボディ、爽やかな笑顔がトレードマークのアーロンは、派手さはないが、正統派の二枚目。ブラッド・ピットやジョニー・デップよりも少し下の世代で、現在43歳です。

 1997年に「In the Company of Men」でスクリーンデビューし、インディペンデント・スピリット賞の新人俳優賞を受賞。遅いデビューに加え、それまでの俳優活動はテレビドラマのエキストラや端役などがメインで、順風満帆とはいえない状態でした。まったく俳優の仕事が来ない期間もあったそうですが、それでも諦めずに脚本を読み続けていたとか。

 そんなアーロンも、「エリン・ブロコビッチ」でジュリア・ロバーツの恋人役を演じたことで知名度がぐんとアップ! 30歳を過ぎて、ようやくハリウッドスターとして世間に知られるようになったのです。

 演技派として高く評価されたのが、「サンキュー・スモーキング」。卓越した話術でタバコをアピールするタバコ研究所のPRマンを演じて、ゴールデン・グローブ賞の主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされました。

 アメコミ映画「ダークナイト」では悪役ハービー・デント(トゥーフェイス)を熱演し、新たな魅力を開花!  優れた演技力と存在感で、批評家のみならずアメコミファンからも支持され、アーロンの出世作となりました。

 彼自身、同作での成功は過去の積み重ねの結果だととらえているのだとか。苦労した甲斐がありましたよね!

人気女優との共演で女性ファンを獲得

「わすれた恋のはじめかた」で共演したジェニファー・アニストンとは撮影期間中に交際のうわさが浮上したものの、結局はガセネタでした!
今年1月に行なわれた第22回パームスプリングス国際映画祭では、授賞式にプレゼンターとして登場。受賞者の名優ロバート・デュバルと一緒に

 アメコミ映画で悪役を演じると同時に、ラブコメにも出演。キャサリン・ゼタ=ジョーンズやジェシカ・アルバなど、人気女優の相手役でイケメン俳優の本領を発揮しました。

 「わすれた恋のはじめかた」では、自身と同世代でもあるジェニファー・アニストンと共演。大人のロマンスをコミカルに演じ、世界中の女性のハートをつかんだのです。

 また、女優からの人気が高いことを物語っているのが、最新作の「ラビット・ホール」(公開中)。ニコール・キッドマンが自身の会社による初プロデュースとして手がけ、主演も務めた作品です。アーロンとニコールは子どもを交通事故で亡くした夫婦を演じており、ニコールはアカデミー賞主演女優賞にノミネートされました。米「People」誌で彼女はプロデューサー兼相手役としてアーロンの才能をベタ褒めし、人間性について「本当に誠実で素晴らしい人よ。彼のファンなの」と絶賛!

 また、共演者のサンドラ・オーも「彼はすごくミステリアスで複雑なの。とってもラブリーな男性だわ」とコメントしています。

 ニコールをはじめとするアラフォー女優とのカップリングは、かなり相性の良いことがうかがえますよね。

 これだけ女優からもてれば、プライベートもさぞかし華やかなはずと思いきや、意外にも派手な恋愛ゴシップはなし。

 女優のエミリー・クラインと婚約しましたが、1998年に破局。その後は、カントリー歌手のクリスティン・オズボーン、そして女優兼ジュエリーデザイナーのモリー・シムズとの交際が報じられたくらいです。

 現在は女性と一緒にいるところをパパラッチされることはほとんどなく、シングルの可能性も。女性ファンにとっては、そんな謎めいたところも魅力的なのでしょう。

プライベートでは超ワイルドな一面も!?

プレミアなどでのファンへのサインは時間をかけて行なうタイプ。2008年に「ダークナイト」のプロモーションで来日した際には、流ちょうな日本語を披露してくれました

 パーティーで羽目を外すこともないアーロンのプライベートは、いたって健康的。パパラッチされるのは、ジョギング中や自転車で走っているところがほとんどです。

 スポーツ以外でキャッチされる場合も、ひとりでショッピングに出かけたり、レストランで脚本を読んだりと、品行方正そのもの。むしろ地味すぎて素顔が見えてこないのですが、先日、人気トーク番組「ザ・トゥナイト・ショー・ウィズ・ジェイ・レノ」に出演した際には、知られざる一面を告白して話題になりました。

 オフの時はモンタナで過ごすことが多く、お兄さんと共に農場での暮らしを満喫しているというアーロン。大自然に囲まれた場所で、ハイキングに出かけるとガラガラヘビに遭遇するそうです。しかも、時にはなんと「スナックとして」食べることもあるとか!

 野性味あふれるエピソードですが、本人としてはハリウッドよりもそのような生活のほうがしっくりくるようです。

 来年は、元CIAエージェントを演じる主演作「The Expatriate(原題)」が待機中。今後はスクリーンでも、さらにワイルドな演技を見せてくれるかもしれません!(写真はロイター)

◆アーロン・エッカートの商品一覧 → HMVのページへ

桜井 美和 (さくらい・みわ)さん
海外セレブ専門のフリーランスライター&エディター
海外セレブ専門誌編集を経て、現在フリーランスで活動。アンジェリーナ・ジョリー、キャメロン・ディアスなど大人セレブからティーンセレブまで、ゴシップと私服は欠かさずチェック。海外ドラマを観るのが日課で、恋愛、クライム系とジャンルを問わず何でも大好き。原稿はボン・ジョヴィ(大ファン☆)を聞きながら、テンションあげて書いてます。 「CELEBLOG」http://www.celebtimes.net/
2011年11月23日  読売新聞)

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