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2009 Special

国本京祐選手に栄冠…JMSアワード

笑顔の国本京祐選手

 モータースポーツ雑誌編集者およびジャーナリストがメンバーとなって構成されるJMS(日本モータースポーツ記者会/大谷達也会長・会員約70 名)は、2008年に最も活躍し、将来が期待される若手ドライバーを表彰する“JMSアワード”に国本京祐(くにもと・けいすけ)選手を選定した。

 東京都内で14日に開かれた「2008−2009 JMS Moter Sport Nigft」の席上で、同選手には正賞の銀皿と副賞の金一封が授与された。

 国本京祐は1989年1月9日生まれ、神奈川県出身の20歳。7歳でジュニアカートレースに初参戦。2003年全日本カート選手権ICAクラスでランキング3位。2004年、FAクラスのARTAチャレンジシリーズでチャンピオンを獲得。同年フォーミュラトヨタ・レーシングスクール(FTRS)を受講し、合格。2005年シーズン中盤にフォーミュラ・トヨタ(FT)にスポット参戦し四輪デビューを果たした後、2006年にはFT、FCJ(フォーミュラチャレンジ・ジャパン)に参戦してシリーズ7位。2007年はFCJで3勝を挙げてチャンピオン、FTシリーズ2位。

 そして昨年2008年は全日本F3にステップアップし、3勝してシリーズ2位。さらに11月の国際F3イベントとして名高いマカオ・グランプリにも参戦し(ペトロナス・トムス)、2000年の佐藤琢磨選手に次ぐ日本人二人目のウイナーとなったが、マカオGP初参戦初優勝は日本人初の快挙であった。

 国本選手は「マカオで勝てたのも、こういう賞をいただけたのもサポートして下さった方々のお陰。今シーズンはフォーミュラ・ニッポンにステップアップしたいと思います」と、受賞の感想を語った。

 なおひとつ年下の弟、国本雄資(くにもとゆうじ:1990年9月12日生まれ)選手も兄と同じレーシング・ドライバーの道を歩んでおり、昨年はFCJシリーズに参戦。16戦8勝、表彰台登壇15回でチャンピオンを獲得している。国本兄弟の今シーズンに期待したい。

プロフィール

西山平夫  にしやま・ひらお
 1952年新潟県生まれ。レース雑誌「オートスポーツ」編集部を経て1984年、フリーランスのモータースポーツ・ライターとして独立し、国内外のレースを取材。1990年からはF1取材がメインとなる。現在「Racing On」「F1速報」「NAVI」などに寄稿。主な著書に「キレて疾れ! 片山右京を追ったF1GP日記」「ブリヂストンがグッドイヤーを追い抜いた日」などがある。趣味は居酒屋&古本屋探訪。贔屓のF1ドライバーはM・ハッキネン。現役ではF・アロンソ。
2009年1月20日  読売新聞)
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