現在位置は です

本文です
ミックスニュース

生理用布ナプキンの販売好調

洗って繰り返し使う

様々な種類がある布ナプキン(東京の「メイド・イン・アース」で)

 洗って繰り返し使える生理用布ナプキンが売れている。震災後、紙ナプキンが不足して使い始めた人や、「物を大切に使いたい」と思うようになった人の支持を広げているようだ。

 伊勢丹新宿店(東京)では、女性肌着売り場で取り扱っているオーガニックコットン100%の布ナプキンの売上額が、昨年3月〜12月に前年同期比で約40%増えた。同店婦人雑貨担当バイヤーの秋吉朋子さんは「首都圏でも紙ナプキンが不足した震災後に使い始め、その後も物を大切にしようと使い続けている人が多いようです」と話す。価格は2000円前後から。

 通販大手の「フェリシモ」(神戸市)でも昨年4月〜12月の平均売上額が、昨年1月から3月の平均より2割増えたという。

 仙台市で店舗が被災し、昨年3月16日に福岡県に移転した布ナプキン専門店「コトリワークス」でも売上額が伸びている。震災後は通販のみだが、仙台市周辺など被災地からの注文が増えたという。

 代表の武内ヒロコさんは「震災直後の被災地はゴミがあふれたため、なるべくゴミを出さないようにしたいと思ったのでは」と話す。

 布ナプキンなど天然素材の商品を扱う「メイド・イン・アース」(東京都)では震災後、被災地に送ったり、持って行ったりするために、まとめ買いする客が来店し、布ナプキンの売上額が、それまでの約1・5倍になった。東京都内と京都市に店舗がある布ナプキン専門店「レメディガーデン」でも、震災後の売上額が3倍以上に増えたという。

 消費生活アドバイザーの和田由貴さんは「震災直後に節電に協力してきた人が、電力だけでなく生活全般を見直し始めた。ナプキンなどの商品を作るにもエネルギーや素材を使用しており、それをゴミとして捨てないで済む方法を選んだのではないか」と話している。

2012年1月25日  読売新聞)

 ピックアップ

トップ


現在位置は です


ケータイから発言小町の投稿・閲覧ができます
「掲載お知らせメール」も届きます
QRコード

小町テレビ


くらげっとのつぶやき
小町さんのつぶやき

発言小町のガジェットができたよ!
ブラウザを起動しなくても、新着トピやよく読まれているトピが表示されるし、YOLの主要ニュースや話題のキーワードがわかる便利なツールです。今すぐ、ここからダウンロードしてね!