ネットでクレジット払い「使い捨て番号」で安心

先払い制　１回使い切り

　街中で買い物をするときだけでなく、最近はインターネットで何かを注文する際の必需品になっているのがクレジットカードだ。

　だが、ネットに気安くカード番号を入力するのは心配、という人も多いはず。そこで、“使い捨て”の番号を発行するサービスを紹介しよう。

　「円高の今、海外サイトでお得に買い物したい」「有料情報をネットでダウンロードしたい」といったとき、安心して使えるクレジットカードの一つがライフカードの「Ｖプリカ」だ。プラスチック製カードは発行されず、カード番号がネット上で利用者に通知されるだけ。番号はネット上の大半のビザ加盟店で使えるが、先払いした額の範囲でしか利用できない。

　一種のプリペイドカードなので、それ以上の額を不正に利用される心配はない。先払いの額は２万９０００円、２万円、１万円、５０００円、３０００円の５種類。利用手順は表の通りで、免許証などの本人確認資料は必要ない。ライフカードで買えば手数料は無料だが、それ以外の会社のクレジットカードやコンビニなどの場合は２００円かかる。

　ジャパンネット銀行の「ワンタイムデビット」は、買い物と同時に利用額が銀行口座から引き落とされる「デビットカード」の一種だが、これも実際のカードは発行されない。こちらは「ワンタイム」の名の通り、原則として１回の決済だけで使い切る番号で、利用するためには、同行に口座を開設する必要がある。（経済部　丸山修）